車山高原植物と花

標高1925mの車山高原に吹く涼風は爽やかです・車山高原に咲く高原の花は見事

　長野県茅野市と諏訪市の間にある車山は標高1925mで霧ヶ峰の最高峰です。車山山麓の車山高原はなだらかで、広々とした草原が広がっています。車山高原は夏はハイキング、冬はスキーリゾートととして人気の場所です。夏に車山高原を花散歩すると、高山植物や山の花に出会うことができます。車山高原周辺の植物と花を写真と交通アクセス地図、車山高原周辺に咲く花で案内します。

　車山高原は車山（標高1925m）の山麓に広がるなだらかな高原です。車山高原花散歩のアプローチに便利な場所は、車山肩バス停付近です。初夏に車山肩バス停でバスを下車すると、ニッコウキスゲ（ゼンテイカ）のオレンジ色（黄色）の花が出迎えてくれました（撮影7月下旬）。車山高原には草原が広がり、雄大な眺めを楽しむことができます。

　夏に車山高原を花散歩すると、様々な山の花や高山植物が出迎えてくれます。車山高原を花散歩していると、イブキトラノオの白色の花が咲いていました（撮影7月下旬）。緑の草原が広がる車山高原に咲くイブキトラノオの白色の花はとても涼しげに見えます。

　車山高原に咲く植物の花色は、平地に咲くのものに比べて色が鮮やかで華やかです。一般的に高原の植物や高山植物は短い夏に結実させるために平地のものより華やかで大きな花を咲かせるものが多いです。初夏に車山高原を花散歩していると、濃い赤紫色の色鮮やかで華やかなシモツケの花が咲いていました（撮影7月下旬）。車山高原に咲くシモツケの花も見ておきたい花です。

施設名	車山高原（くるまやま　こうげん）　Kurumayama-kogen Highland,Nagano
住所	〒391-0301　長野県茅野市北山3412
植物花	クルマユリ、シラカンバ、レンゲツツジ、ノリウツギ、ギボウシ、アヤメ、ナナカマド、ハンゴンソウヤナギラン、ウツボグサ、キツリフネ、キキョウ、ノコギリソウ、ハナチダケサシ、カラマツソウガマズミ、キンバイソウ、ニッコウキスゲ、ヨツバヒヨドリ、オダマキ、イブキトラノオ、オミナエシ
通行可能日	通年通行可（冬季通行注意、荒天時閉鎖有）
閉鎖日	なし（夏季：ハイキング、トレッキング、花散歩　冬季：スキー、スノーボード）
通行料	無料
交通アクセス	・JR中央本線茅野駅よりアルピコ交通バス車山方面行き乗車約60分　車山高原（バス運賃１350円）、車山肩下車（バス運賃１550円）・JR中央本線上諏訪駅よりアルピコ交通バス車山方面行き乗車約50分　車山肩下車（バス運賃１100円）、車山高原（バス運賃１350円）・茅野駅から車山高原へタクシー、乗用車で40分（25㎞）・上諏訪駅から車山高原へタクシー、乗用車で32分（20㎞）・中央自動車道諏訪湖ICより、車山高原へ約43分・上越自動車道佐久ICより、車山高原へ約69分

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　車山高原は車山（標高1925m）の山麓に広がるなだらかな高原で、低いところでも標高は1600m近くあります。車山高原を花散歩すると、高原の植物や高山植物を観察することができます。夏に車山高原を花散歩していると、高原の植物として知られる紫色のウツボグサの花が咲いていました（撮影7月下旬）。

車山高原登山道に咲くフランスギク花写真（撮影7月下旬）

　車山高原はなだらかな高原なので、花散歩や軽登山にも最適な場所です。車山高原の登山道を歩いていると、道端にフランスギクと思われる白色のキクの花が咲いていました（撮影7月下旬）。車山高原登山道に咲く白色のフランスギクの花も可愛らしいです。

車山高原の溶岩と白色のノコギリソウ花写真（撮影7月下旬）

　車山高原へのアプローチは車山高原バス停からも便利です。車山高原バス停から車山へは、リフトも運行（車山高原リフト）されているので利用するのも良いですね。夏に車山高原を花散歩していると、車山の溶岩の近くに白色のノコギリソウの花が咲いていました（撮影7月下旬）。車山高原や霧ヶ峰のなだらかな地形は、火山の溶岩などによって形造られた地形です。

　車山高原は車山（標高1925m）の山麓に広がるなだらかな高原で、歩きやすい登山道が整備されています。夏山のシーズンならば、お子様から中高年までは幅広い世代で楽しむことができます。ただ突然の雷雨や天気の急変などもありますので、最低限の登山装備と連絡手段は準備しておきたいです。車山高原の湿った草原に咲くに咲くキンバイソウの花も綺麗です。

　車山高原はなだらかな草原が広がりますが、谷や沢沿いには湿原も広がります。夏に車山湿原近くを花散歩していると、車山の特徴的な黒灰色の溶岩脇に紫色のタムラソウの花が咲いていました（撮影7月下旬）。

　車山高原のなだらかな丘陵は花散歩に最適です。夏に車山高原の草地を花散歩していると、薄紫色のハクサンフウロの花が咲いていました（撮影7月下旬）。車山高原に咲く薄紫色のハクサンフウロの花は繊細で美しい花です。

霧ヶ峰のなだらかな丘陵に咲くハナチダケサシ花写真（撮影7月下旬）

　車山高原は火山霧ヶ峰（最高峰車山標高1925m）の山麓に広がる広々とした草原です。夏に霧ヶ峰や車山高原付近を花散歩すると、ゆったりとした風景を満喫できます。夏に車山高原を花散歩していると、白色のハナチダケサシが咲いていました（撮影7月下旬）。霧ヶ峰のなだらかな丘陵に咲くハナチダケサシの花は夏らしい花です。

　車山高原は草原が広がっていますが、沢や谷沿いに針葉樹のシラビソ、オオシラビソなどもところどころに生えています。草原の中に濃い緑の針葉樹の姿も美しいです。夏に車山高原の針葉樹近くを花散歩していると、ヨツバヒヨドリの花蕾が開きかけていました（撮影7月下旬）。車山高原に咲くヨツバヒヨドリの花蕾は緑の草原と濃い緑色の針葉樹に映えます。

車山高原に咲き始めたカラマツソウ花写真（撮影7月下旬）

　初夏に車山高原を花散歩すると、様々な高山植物に出会うことができます。初夏に車山高原を花散歩していると、カラマツソウの花が咲き始めていました（撮影7月下旬）。咲き始めのカラマツソウは紫色のがく片がきれいです。

車山高原に咲くハンゴンソウの花と白樺湖写真（撮影7月下旬）

　車山高原を茅野市側に下ってゆくと、白樺湖が見えて来ます。白樺湖の見える眺めの良い場所にハンゴンソウの黄色い花が咲いていました（撮影7月下旬）。白樺湖を背景に咲く黄色いハンゴンソウの花は見事です。車山高原からは広々とした草原と、白樺湖の眺めも楽しむことができます。

　車山高原は夏の花もきれいですが、秋の花もきれいです。初秋に車山高原を花散歩していると、ヤナギランの花が咲いていました（撮影7月下旬）。初秋の車山高原にはワレモコウ、オミナエシなどが咲きます。

　車山高原はニッコウキスゲの花でも有名です。近年は車山高原付近でシカが増え、ニッコウキスゲの花芽を食べるためにニッコウキスゲの開化数が減っていると言われています。ニッコウキスゲの開化数は減っても、やはり初夏の車山高原を飾るニッコウキスゲの花は見事です（撮影7月下旬）。

上諏訪駅前から車山高原へは乗用車・タクシーで約32分です（交通アクセス地図は下です・地図は移動拡大縮小等操作できます）

　車山高原の最寄り駅は、上諏訪駅です。上諏訪駅から車山高原へは路線バスも出ています。涼しい車山高原の花々を楽しむのも良いですね。

　長野県茅野市と諏訪市の間にある車山高原は、眺めの良い草原が広がっています。信州の車山高原では、四季の自然や山の景色、白樺湖を眺めながらのんびりと過ごすのが気持ちよいですね。車山高原の植物と花を楽しんでもらえたでしょうか？よろしかったら白樺湖植物と花も眺めていってください。