円明園綺春園花散歩

世界遺産円明園綺春園は清朝の夏の宮殿・戦乱で破壊された廃墟に美しい花が咲きます

　北京市北部海淀区にある円明園は清朝代に築かれた夏の宮殿です。円明園の面積は3.5K㎡にも及び広大な敷地には美しい庭園が残されています。広大な円明園内には長春園、綺春園も含まれています。円明園の建築物は1856に起きたアロー戦争（第二次アヘン戦争）により、徹底的に破壊略奪されてしまいました。現在広大な敷地の円明園には破壊された廃墟と美しい庭園が残されています。円明園の美しい庭園と池には四季の花々が咲き誇ります。今日は円明園の入り口にある綺春園（万春園）の花散歩を写真、地図、交通アクセス、円明園綺春園散策情報で案内いたします。

《円明園綺春園写真・円明園綺春園案内・円明園綺春園地図》

　円明園遺跡公園の面積は3.5K㎡と広大です。円明園遺跡公園の面積は、東京ドームの敷地面積の約745倍にも及びます。円明園遺跡公園内を歩くだけでも、大変な距離になります。円明園遺跡公園を歩いてみて、その広さを始めて実感できました。円明園遺跡公園の入口の一つ、南門から入園して見ます。

　円明園綺春園区碧湖から北に進むと、シダレヤナギの木が茂る堀に架かる、破壊された綺春園石残橋が見えます。円明園の三つの庭園には200もの橋がありましたが、現在残っているのはこの橋だけです。綺春園石残橋は、円明園に対する徹底的な破壊活動を物語る遺跡です。

施設名	円明園綺春園Yuan Ming Yuan Qi Chun Yuan Old Summer Palace Beijin
住所	中華人民共和国北京市海淀区
最寄駅	北京市地下鉄4号線円明園駅（圆明园站）
休園日	無し
入園料	・門票：大人10元、大中小学生5元、120cm以下無料・西洋楼遺跡：大人15元、大中小学生5元、120cm以下無料
開門時間	・１月～3月、11月：7:00～19:30（受付7:00～17:30）・4月、9月、10月：7:00～20:30（受付7:00～18:30）・5月～8月：7:00～21:00（受付7:00～19:00）
見所	綺春園、碧湖、石残橋、鑑碧亭、四方亭、万春園、正覚寺、含経堂跡、他
花植物	ハス、スイレン、ボタン、シダレヤナギ、バラ、
周辺見所	紫禁城故宮博物館、故宮博物館文華殿陶磁器館、故宮博館鐘粹宮玉器館、紫禁城九龍壁紫禁城御花園、王府井、景山公園、天壇公園、瑠璃廠、大柵欄、中国国家博物館、他
交通アクセス	・北京市地下鉄4号線円明園駅（圆明园站）B出口より徒歩約3分・365路、664路、681路バス圆明园東門下車徒歩約5分・北京西駅（站）から302路、特6路バスで約15分圆明园南門下車徒歩1分・頤和園路東口から628路、664路バスで約5分圆明园南門下車徒歩1分・北京国際空港からタクシーで（33.4km）約45分

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《円明園綺春園写真・円明園綺春園案内・円明園綺春園地図》

　世界遺産に登録された円明園南門から入園すると円明園綺春園区に入ります。円明園綺春園区には広大な庭園が広がっていますが、目を引くのが鑑碧亭です。残念ながら円明園綺春園区にある建築物も、ことごとく破壊されてしまいました。円明園綺春園区にある鑑碧亭も清朝代の1811年に建設されましたが破壊され、1993年に修復されたものです。鑑碧亭は、緑の多い碧湖の中に建っています。鑑碧亭には、碧湖に架かる橋を渡り訪れることができます。

円明園綺春園区鑑碧亭の庭に咲くバラの花写真（撮影5月上旬）

　円明園綺春園区の碧湖に架かる橋を渡り鑑碧亭に入ると、鑑碧亭の庭にきれいなバラの花が咲いていました（撮影5月上旬）。北京は空気が乾燥しているので、バラの栽培には適しているようです。北京市内ではバラの花をよく見かけます。鑑碧亭の庭から碧湖を眺めると美しい景色が広がります。

《円明園綺春園写真・円明園綺春園案内・円明園綺春園地図》

円明園綺春園区鑑碧亭の庭に咲くニセアカシアの花写真（撮影5月上旬）

　円明園綺春園区鑑碧亭の庭に、白色のニセアカシアの花が咲いていました（撮影5月上旬）。ニセアカシアの花は、白色の花を咲かせるマメ科の植物です。円明園綺春園区鑑碧亭の、綺麗に装飾された建築物を背景に清々しく咲いていました。

円明園綺春園区碧湖に咲くスイレンの花写真（撮影5月上旬）

　広い円明園綺春園区の碧湖湖畔を歩いていると、スイレンの花がたくさん咲いています（撮影5月上旬）。碧湖には白いスイレンと少し赤味がかったスイレンの花が咲いていましたが、涼しげで爽やかに見えます。夏になると円明園綺春園区ではたくさんのハスの花が咲きます。

円明園綺春園区に咲く大輪のボタンの花写真（撮影5月上旬）

　円明園綺春園区の各所に大輪のボタンの花が咲いています（撮影5月上旬）。円明園綺春園区に咲くボタンの花は美しいです。中国歴代の皇帝たちもボタンの花を愛でていたようです。円明園長春区含経堂には広大な面積のボタン園があります。

円明園綺春園区に咲くキショウブの花写真（撮影5月上旬）

　円明園綺春園区の湖畔にキショウブの花が咲いていました。ヨーロッパから西アジア原産のキショウブの花は美しい花ですが、日本では繁殖性が強く在来種を駆逐する恐れがあるために要注意外来生物に指定されています。

《円明園綺春園写真・円明園綺春園案内・円明園綺春園地図》

円明園南口正覚寺前に咲くペチュニア花写真（撮影5月上旬）

円明園綺春園区に咲くデルフィニウムの花写真（撮影5月上旬）

円明園の水路に架かる丸橋とシダレヤナギの木は涼しげです

　広い円明園綺春園区の湖畔を歩いていると四方亭と呼ばれる東屋が立っていました。四方亭で湖を眺めながら休むことにしました。円明園は広大な施設なので、飲み物を飲みながら休みながら回ることをお勧めします。円明園綺春園区の湖畔には眺めの良い場所がたくさんあります。円明園綺春園区の湖畔で漢詩を口ずさむのも良いですね。

★北京市地下鉄4号線円明園駅（圓明园站）A出口より円明園入口へは徒歩約3分です★

円明園駅（圓明园站）A出口より円明園への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、縮小、航空写真表示等操作できます）

　北京市北部海淀区にある円明園綺春園の最寄り駅は北京市地下鉄4号線円明園駅（圓明园站）A出口です。北京市地下鉄4号線円明園駅（圓明园站）A出口から地上へ出て、清貨西路を東に150mほど歩くと北側に円明園遺跡南門が見えてきます。円明園遺跡公園南門で入園受付をして、円明園に入ります。上の地図で見るように円明園は広大な遺跡です。円明園遺跡南門から円明園綺春園へは、徒歩3分程です。

★北京国際空港から円明園綺春園へはタクシーで約45分です★

北京国際空港から円明園綺春園への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、縮小、航空写真表示等操作できます）

　北京国際空港から円明園綺春園へは、タクシーで約45分です。日本各地空港から朝に出発すれば、昼に北京空港に到着できます。また北京国際空港から、円明園綺春園へはすぐに着くことができます。気軽に円明園綺春園花散歩を楽しんでください。円明園綺春園花散歩に最適な時期は4月、5月、10月、11月頃です。夏は暑いですがハスの花、スイレンの花を楽しむことができます。

　円明園綺春園花散歩写真交通アクセス地図を、楽しんでいただけたでしょうか？円明園綺春園は北京市北部にある、美しい世界遺産の庭園です。また円明園から数キロ離れた場所に、世界遺産頤和園があります。よろしかったら紫禁城故宮博物院花散歩も眺めていってください。

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