善光寺花散歩

長野市にある善光寺は日本最古の仏像を擁します・善光寺参道に咲く花も綺麗

　長野県長野市にある善光寺は、日本最古と言われる一光三尊阿弥陀如来を本尊とする歴史ある寺院です。善光寺の歴史は古く、皇極天皇3年（西暦644年）と言われています。善光寺には国宝の本堂他、重要文化財の三門などを擁します。特定の宗派に属さない善光寺は、多くの参拝客でにぎわいます。善光寺を写真と地図、交通アクセスで案内いたします。

　長野県長野市にある善光寺は、日本最古と言われる一光三尊阿弥陀如来を本尊とする歴史ある寺院です。善光寺の開基は皇極天皇で、西暦644年に皇極天皇の勅願で建てられたと言われています。現在の善光寺の本堂は1707年に竣工したもので、国宝に指定されています。

　善光寺の山門（三門）は重要文化財に指定された見事なもので、寛延三年（1750年）に建立された二層入母屋造りの門です。善光寺三門の屋根は平成大修理において、建立当時と同じサワラの板を用いた栩葺き（とちぶき）に復原されました。

施設名	善光寺　（ぜんこうじ）　Nagano Zenkoji Temple
住所	〒380-0851 長野県長野市長野元善町491
時間	境内常時通行可（内陣参拝等は早朝から夕刻まで）
閉門日	なし
拝観料	拝観無料（内陣、戒壇めぐり、資料館見学、経蔵拝観等は有料）
最寄駅	・善光寺下駅から徒歩約12分・長野駅から徒歩約29分・長野駅から電車徒歩約17分
見所	本堂、内陣参拝、戒壇めぐり、山門、経蔵、僧房、参道、他
交通アクセス	・須坂から電車徒歩で約32分・小布施から電車徒歩で約40分・白馬からバス徒歩で約1時間40分・軽井沢から電車徒歩で約61分・東京駅から電車徒歩で約2時間2分
花植物	センニチコウ、キキョウ、フヨウ、ハス、アジサイ、ガクアジサイ、他
周辺見所	須坂、小布施、戸隠、白樺湖、麦草峠、車山高原、八方池、八方尾根

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　仁王門は宝暦二年（1752年）に建立されましたが、善光寺大地震などにより二度焼失し、現在のものは大正七年（1918年）に再建されたものです。仁王門の仁王像と背面の三宝荒神・三面大黒天は高村光太郎と米倉雲海作のもので、力強い見事な作品です。

　善光寺の最寄り駅は長野電鉄善光寺下駅で、善光寺下駅から善光寺へは徒歩約12分です。善光寺下駅から善光寺へは庶民的な商店街になっています。善光寺参道を花散歩していると、青色の涼しげなペチュニアの花が咲いていました（撮影8月下旬）。

　善光寺のJR線からの最寄り駅は長野駅で、距離は約2.1㎞あります。長野駅から善光寺へは徒歩約29分程かかります。長野駅から善光寺へは少し距離がありますが、途中寄り道をしながら歩くと苦になる距離ではありません。善光寺大勧進は貫主（かんず：上人）の居所で、書院造の見事なものです。

　善光寺経蔵は宝暦九年（1759年）に建立された宝形造りのお堂で、内部中央には八角の輪蔵があり、一切経の経典が収納されています。善光寺経蔵は、国の重要文化財に指定されています。

　善光寺経蔵内部中央には八角の輪蔵があり、一切経の経典が収納されています。八角の輪蔵の前には輪蔵を考案した傅大士、並びに伝教・慈覚の両大師像が祀られています。輪蔵に付属している腕木を押し回すことで、この「一切経」を全て読んだことと同じ功徳が得られるといわれています。

初秋の善光寺境内に咲く白色のシュウメイギクの花は涼しげです

　善光寺けいだいにある六地蔵は、宝暦九年（1759年）に、浅草天王町祐昌が願主となって造立されましたが、昭和19年に金物供出（戦争の為）に出されてしまいました。現在の六地蔵は昭和29年に再興されたものです。

善光寺最寄り駅の一つ長野駅前に咲く青紫色のトレニアの花は涼しげです

善光寺高尾大夫供養の燈籠は江戸吉原の三浦屋四朗左衛門が奉納したものです

特定の宗派に属さない善光寺は、多くの参拝客でにぎわいます

長野駅から善光寺への交通アクセス地図は下です（地図は縮小、拡大、移動等操作できます）

　長野駅駅から善光寺へ徒歩約29分です。少し距離はありますが、途中四季の花々や街並みなどを見ながらゆっくり歩いてください。途中買い物や食事、軽食、喫茶などもお勧めです。

　長野県長野市にある善光寺は、日本最古と言われる一光三尊阿弥陀如来本尊とする歴史ある寺院です。「牛に引かれて善光寺」という言葉がありますが、のんびりと花を眺めながら参道を歩いて、善光寺花散歩をするのも良いですね。よろしかったら善光寺に近い、信州の小京都小布施花散歩も眺めていってください。