瑞鳳殿交通アクセス地図

仙台瑞鳳殿は伊達政宗の霊廟・桃山建築の傑作瑞鳳殿に咲く四季の花も綺麗

　仙台市青葉区にある瑞鳳殿は、仙台藩伊達政宗を祀る霊廟です。瑞鳳殿は伊達政宗が没した1636年（寛永13年）に建設が始められ翌1637年（寛永14年）に建立されました。瑞鳳殿は桃山建築の傑作と言われ、国宝にも指定されていました。元の瑞鳳殿は1945年にアメリカ軍の空襲により焼失してしまいましたが、1979年に再建され1980年から瑞鳳殿の本殿、拝殿、涅槃門、御供所、瑞鳳殿資料館が公開されています。瑞鳳殿周辺に咲く、四季の花もきれいです。瑞鳳殿を地図、交通アクセスで案内いたします。

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　仙台市青葉区にある瑞鳳殿は、仙台藩伊達政宗を祀る霊廟です。瑞鳳殿は伊達政宗が没した1636年（寛永13年）に建設が始められ翌1637年（寛永14年）に建立されました。瑞鳳殿は桃山建築の傑作と言われ、国宝にも指定されていました。桃山建築の傑作、瑞鵬殿は見事です。

瑞鳳殿前バス停から瑞鳳殿への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、縮小、写真表示等操作できます）

　瑞鳳殿の最寄りバス停は瑞鳳殿バス停です。瑞鳳殿前バス停から瑞鳳殿へは、上り坂を徒歩約5分です。瑞鳳殿の手前には、伊達政宗の菩提寺である瑞鳳寺があります。瑞鳳寺には江戸時代の貴重な屏風絵や伊達政宗の位牌などが保管され公開されています。瑞鳳殿前バス停から瑞鳳殿へは上り坂ですが、四季の花や杉木立に包まれた豊かな自然を味わうことができます。

施設名	瑞鳳殿（ずいほうでん）　Sendai Zuihouden
住所	〒980-0814　仙台市青葉区霊屋下23-2　TEL 022-262-6250
時間	・2月1日～11月30日 9:00～16:50(最終入館時間16:30) 　・12月1日～1月31日 9:00～16:20(最終入館時間16:00)
閉門日	12月31日（資料館1月1日）
見学料	大人570円　高校生410円　小中学生210円
最寄バス・駅	・瑞鳳殿前バス停から徒歩約5分・大町西公園駅から徒歩約15分
交通アクセス	・青葉通一番町駅からバス徒歩で約16分・緑水庵から徒歩約16分・晩翠草堂からバス徒歩約13分・仙台駅からバス徒歩約21分・仙台城跡へ仙台るーぷるバスで約11分
咲く花	バラ、クアジサイ、アジサイ、ジンチョウゲ、ホトトギス、シュウメイギク、四季の花ムクゲ、キンシバイ、サルスベリ、コスモス、シャガ、ストック、ノコンギク
見所	・瑞鳳殿、拝殿、涅槃門、御供所、瑞鳳殿資料館、瑞鳳寺、善応殿、感仙殿、他

　瑞鳳殿の涅槃門は樹齢数百年の青森檜葉を用いて再建され、正面扉上部の蟇股には瑞獣「麒麟」、左右の妻飾には「牡丹と唐獅子」など焼失前と同様の豪華な飾り彫刻が施されています。金色の金具や彫刻が輝く瑞鳳殿涅槃門も綺麗です。

　元の瑞鳳殿は1945年にアメリカ軍の空襲により焼失してしまいましたが、1979年に再建され1980年から瑞鳳殿の本殿、拝殿、涅槃門、御供所、瑞鳳殿資料館が公開されています。瑞鳳殿に向かう杉木立の参道の散策は、清々しいです。

　瑞鳳殿資料館は御供所であった場所を資料館にしています。瑞鳳殿資料館では発掘調査の模様を20分の記録映画にして上映しているほか、副葬品、遺骨調査資料、遺骨のレプリカを元にして精密に復元された三藩主の容貌像を展示解説しています。。

　拝殿は拝礼のために整えられた施設で、焼失前の拝殿は瑞鳳殿の床面と同じ高さになっており、正面扉を開けると、橋廊下、唐門を通して瑞鳳殿内に安置された政宗の御木像に拝礼することができたとされます。

　瑞鳳殿やその参道は杉木立や木々に囲まれ、気持ちの良い空間が広がります。瑞鳳殿青モミジも綺麗ですが、紅葉の時期にはイロハモミジなどの色鮮やかな紅葉を楽しむことができます。

　瑞鳳殿は仙台城のある青葉山に近い、丘の上にある霊廟です。瑞鳳殿は最寄り駅や最寄りのバス停から歩いて丘の上に登らなくてはなりませんが、四季の自然や四季の花を見ながら歩くのも良いでしょう。瑞鳳殿シュウカイドウの花も綺麗です。シュウカイドウは、江戸初期に日本に渡来した帰化植物です。

　瑞鳳殿は桃山文化の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築として1931(昭和6)年、国宝に指定されましたが、1945(昭和20)年の戦災で惜しくも焼失しました。現在の建物は規模、装飾ともに、焼失以前の瑞鳳殿を範とし、1979(昭和54)年に再建されたものです。

　瑞鳳殿殉死者供養塔は伊達政宗の死去に際し、殉死した家来を供養するものです。江戸時代の初めには、死んだ主君のあとを追って切腹する「追腹」が多く行われました。伊達政宗の死去に際しては、石田将監ら直臣15人とその家士5人が殉死しています。

　感仙殿は二代藩主伊達忠宗公(1599~1658)の霊屋で、寛文4（1664）年に四代藩主伊達綱村公によって建立されました。瑞鳳殿と同様に本殿、唐門、拝殿、御供所、廟門などの建築からなる華麗なものでしたが、明治初年に廃仏毀釈の影響を受け、本殿以外は取り払われました。

　善応殿は三代藩主伊達綱宗公（1640-1711）の霊屋で、享保元（1716）年、五代吉村公の時代に竣工しています。本殿、唐門、拝殿、廟門等からなり、先の瑞鳳殿、感仙殿よりは簡素な装飾であったものの、落ち着いた佇まいの風情ある霊屋であったと伝えられます。明治初年に感仙殿同様、本殿以外の建物は破却され、本殿もまた昭和20年の戦災で焼失しました。

　瑞鳳寺は瑞鳳殿の下にある、臨済宗のお寺です。瑞鳳寺の創建は瑞鳳殿の創建と同じ1637年（寛永14年）で、伊達政宗の位牌が祀られています。瑞鳳寺の拝観は無料ですが、貴重な江戸期の屏風絵などが残されています。

　瑞鳳寺は仙台藩から一門格の寺格を与えられ、経ケ峯に多くの末寺を持っていましたが、明治維新期の廃仏毀釈の風潮や廃藩置県による藩の後ろ盾の喪失によりことごとく廃寺となりました。境内には、高尾門や鐘楼、伊達忠宗寄進の梵鐘などのほか、伊達騒動の模様を模した人形なども展示されています。

　瑞鳳寺に展示された屏風絵を見ると、貿易が盛んで栄えていた頃の仙台藩の様子が彷彿されます。江戸初期には仙台藩は支倉常長をメキシコやキューバ、スペイン、ローマなどに外交使節として送っています。瑞鳳寺に展示された屏風絵は、貿易が盛んな頃の松島から男鹿半島の月の浦付近？と思われます。

装飾の美しい瑞鳳殿は貿易で栄えた江戸初期の仙台藩の威光を放ちます

瑞鳳殿前バス停に停車する仙台るーぷるバスが便利、次は博物館、その次が仙台城跡です

　瑞鳳殿交通アクセス地図は役に立ったでしょうか？瑞鳳殿は1636(寛永13)年、70歳で生涯を閉じた仙台藩祖伊達政宗公の遺命により、その翌年ここ経ケ峯に造営された霊屋(おたまや)です。瑞鳳殿を見ると華やかな、桃山文化や江戸時代初期にヨーロッパやアメリカ大陸、アジア諸国との交易で栄えた仙台藩の威光を味わうことができます。よろしかったら名瀑秋保大滝花散歩も眺めてみてください。