三渓園秋の花散歩

横浜三渓園には重要文化財の建築物が10棟・広い園内には秋の花が咲き誇ります

　横浜三渓園は明治時代に生糸貿易で財をなした、原三渓（原富太郎）が造った広さ175000㎡もある庭園です。三渓園内には京都や鎌倉から移築した重要文化財の歴史的建造物ほか、狩野派の襖絵など素晴らしい文化財が点在しています。広い三渓園内を秋に花散歩すると秋の花が咲き誇っています。今日は国指定の名勝、横浜三渓園に咲く秋の花々や植物を写真と地図で紹介しましょう。三渓園に咲く秋の花は素晴らしいです。

　三渓園内には京都や鎌倉などから移築した重要文化財の歴史的建造物ほか、狩野派の襖絵など素晴らしい文化財が点在しています。また三渓園内には日本庭園や、蓮池なども多数あります。秋に三渓園を訪問すると、フヨウの花が出迎えてくれました（撮影9月下旬）。

三渓園蓮池池畔に咲くヒガンバナ花写真（撮影9月下旬）

　横浜三渓園は、横浜の中心部から少し離れています。横浜駅東口から横浜市営バス８系統・148系統で35分ほどの乗車と徒歩になります（三渓園前下車徒歩５分）。またJR根岸駅から58・99・101・126系統で10分ほどの乗車になります（本牧下車徒歩７分）。横浜三渓園の広い園内には、たくさんの花が咲き誇ります。初秋に三渓園蓮池池畔を花散歩していると、ヒガンバナの花が出迎えてくれました（撮影9月下旬）。

　横浜三渓園にある臨春閣（重要文化財）は1649年に紀州徳川家、徳川頼信の夏の別荘として建てられたもので、大正時代に横浜に移築されました。襖絵は狩野探幽など、によって描かれた名品です。秋に三渓園臨春閣前を花散歩していると、ススキの穂がなびき秋を演出してくれました（撮影9月下旬）。

施設名	横浜三渓園（よこはま　さんけいえん）　Yokohama Sankeien Garden
住所	〒231-0824 神奈川県横浜市中区本牧三之谷58　TEL 045-621-0634
最寄駅	・根岸駅からバス徒歩で約18分・元町中華街駅からバス徒歩で約23分・桜木町駅からバス徒歩で約33分・横浜駅からバス徒歩で約43分
営業時	・9:00～17:00（入園は16：30まで）
休園日	・12月29～12月31日
入園料	・大人900円　小中生200円
交通アクセス	・横浜中華街からバス徒歩で約20分・山下公園からバス徒歩で約24分・横浜赤レンガ倉庫からバス徒歩で約32分・横浜駅からバス徒歩で約43分・鎌倉駅から電車バス徒歩で約53分・羽田空港からバス徒歩で約54分・品川駅から電車バス徒歩で約56分・渋谷駅から電車バス徒歩で約66分
見所	・臨春閣、旧燈明寺三重塔、天授院、聴秋閣、東慶寺仏殿、旧矢箆原家住宅、旧燈明寺本堂、庭園
周辺	赤レンガパーク、臨港パーク、ぷかり桟橋、象の鼻パーク、馬車道、横浜みなと博物館、日本大通横浜開港資料館、横浜海岸通、山下公園、横浜中華街、横浜港大桟橋、フランス山、アメリカ山公園
植物花	ムクゲ、ハギ、ムラサキシキブ、フヨウ、イソギク、ススキ、オミナエシ、フジバカマ、モミジ、紅葉

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三渓園に咲くハギの花と旧燈明寺三重塔写真（撮影9月下旬）

　横浜三渓園は明治時代に生糸貿易で財をなした、原三渓（原富太郎）が造った広さ175000㎡もある庭園です。秋に正門から横浜三渓園内に入ると、大池池畔にハギの花が咲いていました。大池の向こうには、旧燈明寺三重塔（重要文化財）が見えます（撮影9月下旬）。

晩秋の三渓園大池の紅葉と旧燈明寺三重塔写真（撮影11月下旬）

　横浜三渓園の大池は広い池です。大池池畔は変化に富んでいて、三渓園秋の花散歩に最適な場所です。晩秋に大池池畔を花散歩していると、夕照する三渓園大池の紅葉と旧燈明寺三重塔を眺めることができました（撮影11月下旬）。晩秋の三渓園大池には、北国から鴨が飛来します。

大池池畔の茶屋前に稔るムラサキシキブの実写真（撮影9月下旬）

　広い三渓園大池池畔を花散歩していると、お茶屋さんがありました。横浜三渓園は広大な面積がありますので、お茶屋さんで一休みするのもお勧めです。大池池畔のお茶屋さんで一休みしていると、ムラサキシキブの紫色の実がちょうど見ごろでした（撮影9月下旬）。

晩秋の三渓園聴秋閣前に咲くツワブキ花写真（撮影11月下旬）

　横浜三渓園の園内には、重要文化財の建築物が10件12棟も配置されています。三渓園聴秋閣は当初1623年に京都二条城に徳川家光の命により建築された、素晴らしい建築物です。その後度々の変遷を経て、三渓園に移築されています。晩秋に聴秋閣前を花散歩していると、黄色のツワブキの花が咲いていました。　

　月華殿は安土桃山時代の名建築で1603年の建築で、京都三室戸寺から移築されたものです。秋に三渓園月華殿前を花散歩していると、ハギの花が月華殿を背景に咲いていました（撮影9月下旬）。

三渓園旧燈明寺三重塔とススキの穂写真（撮影9月下旬）

　三渓園旧燈明寺三重塔（重要文化財）は室町時代の建築物（1457年）で、京都から移築されたものです。秋に三渓園を花散歩していると、三渓園旧燈明寺三重塔を背景にススキの穂がなびいていました（撮影9月下旬）。三渓園旧燈明寺三重塔とススキの穂は、深まる秋を演出してくれます。

三渓園臨春閣前の紅葉も綺麗：三渓園の紅葉は11月下旬から12月上旬頃です

初秋の横浜三渓園に咲くムクゲの花写真（撮影9月上旬）

晩秋の三渓園臨春閣前で色付き始めた木々写真（撮影11月下旬）

晩秋の三渓園臨春閣前で色付き始めた木々：見頃は12月上旬？

港の見える丘公園イングリッシュローズガーデンの秋バラ花写真（撮影11月下旬）

横浜港大桟橋からの夕景夜景も三渓園帰りに見ておきたいです

　横浜三渓園はゆっくり回ると良い庭園です。横浜三渓園では、様々な文化財と花を楽しむことができます。秋の横浜三渓園花散歩は、特に素晴らしく期待を裏切りません。秋の横浜三渓園まで、足を伸ばして見てください。三渓園からの帰りがけの横浜散歩もお勧めです。秋の三渓園帰りに秋バラがきれいな横浜の秋バラを楽しんで行くのも良いですね。