魔王岳交通アクセス地図

　乗鞍魔王岳は中部山岳地帯、北アルプス乗鞍連山の一つです。乗鞍岳は標高3026ｍを有する剣ヶ峰を主峰とする23峰からなります。今日は乗鞍23峰の一つ標高2764mの魔王岳を花登山してみましょう。魔王岳の山麓、畳平（標高2700ｍ）から魔王岳にかけては、高山植物の女王コマクサの花を始めとする、高山植物の花畑が広がっています。魔王岳の山麓畳平へは夏季バス路線も開設され、一般の観光客でも比較的気軽に行くことができます。しかし魔王岳は高山地帯で、標高2764mあります。天候の急変や降雪、落雷には充分気をつけてください。魔王岳の花登山の様子と魔王岳周辺状況を地図と交通アクセス、魔王岳登山情報で案内します。

　乗鞍魔王岳は乗鞍23峰の一つで標高2764mあります。乗鞍岳山麓の乗鞍バスターミナル・畳平（標高2700ｍ）へはシャトルバスが運行されています。乗鞍バスターミナル・畳平（標高2700m）から乗鞍魔王岳山頂までは、ゆっくり歩いても20分で登ることができます。しかし乗鞍魔王岳山頂は高山地帯です。無理をして酸欠にならないようにゆっくり登ってください。

松本駅から乗鞍魔王岳山麓乗鞍バスターミナル（畳平）へは路線バス（観光センター前乗り換え）で約3時間、タクシーで約2時間です

飛騨高山から乗鞍魔王岳山麓へは平湯バスターミナル乗換えで約2時間40分です

平湯バスターミナルから乗鞍魔王岳登山口畳平バス停へはシャトルバスで約50分（乗鞍スカイライン交通情報）

施設名	乗鞍魔王岳（のりくら　まおうだけ）　Mt.Mao Norikura,Japan Alpus
住所	長野県松本市、岐阜県高山市の県境
通行可能期間	＊５・６・１０月７：００～１８：００（気象条件道路状況などで通行止めもあります）＊７・８・９月３：３０～１８：００（気象条件道路状況などで通行止めもあります）
一般登山可能日	・周辺道路はおおむね　5月15日～10月31日頃まで通行可能・乗鞍岳魔王岳一般登山可能日：初心者は7月～10月初旬頃まで
入山料	無料
交通案内	・マイカー規制のため乗用車は乗鞍岳へは乗り入れできません・岐阜平湯バスターミナルより乗鞍バスターミナル（畳平）へのシャトルバスで約1時間（乗鞍スカイライン交通情報）（飛騨高山から平湯、畳平への濃尾バス時刻表）・観光センター前から乗鞍バスターミナル（畳平）へのシャトルバスで約５０分（観光センター前から畳平へのバス時刻表）
交通情報	アルピコ上高地・乗鞍地区時刻表　飛騨高山から平湯、畳平への濃尾バス時刻表
見所	乗鞍連山の眺め、鶴ヶ池の眺め、コマクサの花、チシマギキョウの花、イワツメクサの花、蝶畳平の眺め、ハイマツ林、富士見岳の眺め、亀ヶ池の眺め
アプローチ	・畳平バス停（標高2700ｍ）から魔王岳山頂（標高2764m）へ上り約20分・魔王岳山頂（標高2764m）から畳平バス停（標高2700ｍ）へ下り約15分
気象	魔王岳の気象は高山地帯の気象です。魔王岳の気温は、山麓の高山市、松本市の気温より15℃は低くなります。風が吹けば体感温度は更に下がります。参照乗鞍岳天気魔王岳の気温は、 3100ｍ地点数値計算結果を参考にして下さい。
花・植物	クルマユリ、クガイソウ、ワレモコウ、コマクサ、オヤマソバ、エゾシオガマ、マツムシソウ、イワギキョウミヤマアキノキリンソウ、トウヤクリンドウ、タムラソウ、オヤマリンドウ、シナノオトギリ、ゴゼンタチバナギボウシ、ヤマブキショウマ、ニッコウキスゲ、ヤマハハコ、ヤナギラン、ナナカマド、ノコンギク、他

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　乗鞍魔王岳山頂から、山麓の畳平鶴ヶ池が良く見えます。畳平は乗鞍の氷河地形であるカール（巻谷）の特徴を残しています。畳平と鶴ヶ池周辺にはお花畑が広がります。魔王岳花登山の後に畳平花散歩もお勧めです。

　乗鞍魔王岳の山頂2764m地点付近には魔王園地の碑が立っています。天気が良いと正面に鶴ヶ池と富士見岳が見えます。さらに乗鞍富士見岳の先には乗鞍23峰（最高峰剣ヶ峰3026ｍ）が続きます。

　乗鞍魔王岳は夏の気候の良い季節には、お年寄りから子供まで登山が可能です。乗鞍魔王岳の登山道を歩いていると亀ヶ池見えます。亀ヶ池は雪解けの青い水を湛えて輝いて見えます。この付近にはハイマツ林が広がります。

　乗鞍魔王岳登山道では高山植物がたくさん観察できます。乗鞍魔王岳登山道では、高山植物の女王といわれるコマクサの花をたくさん見ることができます。コマクサは高山の砂礫地を好みます。乗鞍魔王岳は砂礫地が多いので、コマクサの花を多く見ることができます。

　乗鞍バスターミナル・畳平（標高2700m）から乗鞍魔王岳山頂までは、ゆっくり歩いても20分で登ることができます。しかし魔王岳付近は高山帯で空気が薄いので、慌てて登ってはいけません。魔王岳の周りの景色や足元の高山植物を眺めながらゆっくり登ってください。また天気が急変することがありますので、雨具なども用意しておきたいです。

　乗鞍魔王岳登山道の岩の隙間にイワギキョウの花が咲いていました。イワギキョウの花は青色の清々しい花色をしています。イワギキョウ（岩桔梗Alaska Harebell Campanula lasiocarpa 他）は、日本やシベリア、アラスカなどの寒冷地が原産のベル状の涼しげな花です。イワギキョウ（岩桔梗）の涼しげな花は、夏から秋の高山帯の砂礫地を美しく飾ります。

　乗鞍魔王岳登山道の砂礫地にイワツメクサの花も咲いていました。イワツメクサは高山の砂礫地で小さな白い花を咲かせる爽やかな花です。イワツメクサの花弁は10枚に見えますが、花弁は5枚で真ん中に切れ込みが入り10枚に見えます。

　日本百名山のひとつ乗鞍岳は、北アルプス（飛騨山脈）の南端に位置し、剣ヶ峰（3026m）を最高峰に、23の峰と7つの湖、8つの平原からなる中部エリアを代表する名山です。魔王岳は乗鞍23峰では最も手ごろな入門の山です。魔王岳から眺める乗鞍剣が峰（3026m）も素晴らしいです。

　乗鞍魔王岳は乗鞍23峰の一つで標高2764mあります。魔王岳は乗鞍23峰の中では最も登りやすい山の一つで、お子様でもゆっくり登れば登山可能な山です。登りやすい魔王岳ですが、高山植物や貴重な氷河地形も楽しめます。乗鞍富士見岳（標高2817m）から眺める魔王岳も素晴らしいです。

　ミヤマアキノキリンソウ（深山秋麒麟草Woundwort Solidago vigaurea）は日本、北アジアの高山や寒冷地が原産のキク科の植物です。ミヤマアキノキリンソウの黄色く明るい花は秋の高山を華やかに飾ります。魔王岳岳登山道に咲くミヤマアキノキリンソウの花は、魔王岳の秋を感じさせる花です。

　乗鞍魔王岳岳の花登山は写真を撮りながらでも、わずか1時間で下山できました。乗鞍魔王岳は気軽な花登山でしたが、高山植物や綺麗な池、氷河地形なども観察できて満足できるものでした。

　乗鞍魔王岳周辺を散策すると、たくさんの湖沼と23峰にも及ぶ乗鞍連峰の峰々が見えます。時間と体力に相談しながら、ゆっくり乗鞍連峰を歩いてみるのも良いですね。乗鞍魔王岳周辺の植物は乗鞍畳平高山植物からもご覧下さい。乗鞍魔王岳花登山を、楽しんでもらえたでしょうか？よろしかったら乗鞍高原花散歩も眺めていってください。