上高地の動植物
Animals & Plants of Kamikouchi
上高地の自然と四季はきれい・上高地の動植物に出逢う散歩に出かけましょう
北アルプス上高地に絶好のシーズンがやってきました。上高地での散策は山の眺めや動植物にも出逢えるので素晴らしいです。この付近は中部山岳国立公園で手付かずの自然が残っています。上高地のある安曇地区は市町村合併で松本市となりましたが、その豊かな自然は変わっていません。今日は上高地のごく一部ですが、動植物を写真と地図、交通アクセス、上高地動植物情報で案内いたします。
《上高地の動植物写真・上高地地図・上高地動植物案内》
《上高地大正池から望む穂高連山の写真》
《上高地周辺地名入り写真》
《上高地周辺地名入り写真》
地図上高地河童橋地図Kamikochi Kappabashi Bridge Map
《上高地小梨平のコムラサキの写真》
上高地大正池でバスから下車して田代池湿原に向けてあるいて行くと、穂高連山が一望できます。私はここから見る穂高が好きです。河童橋から見る景色も素晴らしいですが、途中下車しても歩く価値はあります。人の多い河童橋を避け、小梨平で休んでいると翅を紫色に光らせたコムラサキに出逢いました。翅は写真ではちょうど紫色をしていますが、見る角度によっては茶色に見えます。
《上高地植物花情報・上高地交通アクセス・花植物》
施設名 | 上高地(かみこうち) Nagano Kamikouchi |
住所 | 〒390-1516 長野県松本市安曇上高地 |
植物花 | トリカブト、シラカンバ、ゴゼンタチバナ、ノリウツギ、ギボウシ、ヤマハハコ、ナナカマド、ハンゴンソウ ヤナギラン、ウツボグサ、キツリフネ、キキョウ、ノコギリソウ、ハナチダケサシ、カラマツソウ ノリウツギ、キンバイソウ、ヒメリンゴ、ヨツバヒヨドリ、オダマキ、イブキトラノオ、オミナエシ、野菊 |
通行可能 | 通年通行可(冬季、早春、晩秋は一般客には適しません) 5月〜10月頃がお勧め |
閉鎖日 | なし(夏季:ハイキング、トレッキング、花散歩 秋季:紅葉狩り、ハイキング) |
通行料 | 無料、自家用車は通行できません。(バス、タクシー、徒歩のみ) |
気象 | 上高地河童橋付近は標高1500mで松本市付近より5〜10℃も気温が低くなります。 また急な雨、雷、降雪などにも気をつけてください。参照上高地天気 (上高地の気象情報サービスの内容は山麓の松本市の場合が多いので気をつけてください) |
コース タイム |
・上高地バスセンターから河童橋へ徒歩約5分 ・上高地バスセンターからウエストン碑へ徒歩約18分 ・上高地バスセンターから大正池へ徒歩約40分 ・上高地バスセンターから明神池へ徒歩約48分 |
交通 アクセス |
・新島々駅から約72分 ・松本駅から約135分 ・沢渡バスターミナルから約35分 ・平湯バスターミナルから約30分 ・新宿駅から電車・バスで約4時間35分 ・沢渡駐車場からタクシーで約25分 |
見所 | 穂高連峰、梓川、河童橋、田代池、大正池、ウエストン碑、明神池、岳沢、等 |
サイト内の検索は下のカスタム検索を利用ください(例:高原の花)
《上高地の動植物写真・上高地地図・上高地動植物案内》
《上高地トリカブトの花の写真》
地図上高地グーグル地図Nagano Kamikouchi Google Map
《上高地小梨平の清流に棲むブラウントラウトの写真》
上高地小梨平の湿地には紫色のきれいなヤマトリカブトの花が咲いていました。トリカブトは毒草(附子)として有名ですが、花にはたくさんの昆虫が来ています。花粉を運んでくれるので、トリカブトの蜜は昆虫にとって毒にはならないようですね。「トリカブトの蜜は人間にとっては毒」との報告がありますので、皆さんは舐めないようにしてください。小梨平を流れる清流にはブラウントラウトが泳いでいました。このあたりは豊かな自然を見ながらゆっくり歩きたい場所です。
《上高地の動植物写真・上高地地図・上高地動植物案内》
《上高地クガイソウの花とコンチュウ写真》
《メタカラコウの花と清流の写真》
上高地小梨平の湿原にはたくさんの夏の花が咲いていました。クガイソウやメタカラコウにもたくさんのコンチュウが蜜を吸いにやってきていました。上高地の夏は一瞬で終わりますが、植物とコンチュウのよい関係がなりたっているのですね。もちろん上高地ではコンチュウがいなければ、種子植物(虫媒花)は子孫を残せません。
《動物の糞に集まるマダラヒカゲ蝶とクロヒカゲ蝶の写真》
《糞に止まるコムラサキ蝶写真》
地図上高地バスセンター-河童橋交通アクセス地図Map and Access from Kamikouchi Bus Terminal
上高地の登山道の脇に動物の糞が落ちていました。肉食動物の糞のようですが、マダラヒカゲ蝶とクロヒカゲ蝶が来ていました。しばらく見ていると(我ながら変な人ですね)コムラサキ蝶がやってきて、紫色の翅を広げてくれました。チョウ達は糞に含まれる微量の栄養やミネラルなどを吸収しているようです。
《上高地の動植物写真・上高地地図・上高地動植物案内》
《上高地小梨平ヤマオダマキの花写真》
《上高地ガクウツギの花写真》
《上高地小梨平のコナシの花写真》
白っぽい花は地味なようで、おしゃれな花です。木漏れ日が白い花びらにさした時に、はっとするほど美しく見えるときがあります。ふだんは地味なガクウツギもそんな花でした。上高地小梨平から梓川の河原に出ると、コナシ(ヒメリンゴ)の花が名残で咲いていました。とても爽やかに見えました。横浜では5月に咲いていました。
《上高地サンカヨウの実の写真》
《ヤマホタルブクロの花写真》
地図上高地明神池地図Kamikouchi Myojin Pond Map
上高地明神近くの樹林帯にサンカヨウの実がなっていました。瑠璃色のきれいな実です。ヤマホタルブクロの花もありました。紫色が濃く、鎌倉で見られるホタルブクロとは少し雰囲気が違ってみえました。がくの様子からヤマホタルブクロのようですね。
《上高地の動植物写真・上高地地図・上高地動植物案内》
《上高地キジバト写真》
地図大正池-河童橋交通アクセス地図Map and Access from Taisho Ike Pond
《上高地梓川のマガモ写真》
《上高地の看板の上に止まるキジバト写真》
《上高地田代湿原で見かけたニホンザル親子の写真》
上高地を散策していると、様々な動物に出逢います。よく見るのはキジバトですが、上高地のキジバトは少し太めに見えます。上高地のキジバトは観光客からえさをもらったりしているようです。鎌倉のキジバトの方がスマートで精悍に見えました。マガモもよく観察されます。梓川の川辺でよく見られます。運が良いとニホンザルやカモシカにも出会えます。えさを与えたりしないで、遠くでそっと観察したいですね。
《上高地キツリフネの花の写真》
《上高地花にぶら下がって蜜を吸うハチの写真》
上高地の花々を見ていると、その形態の見事さに驚かされます。キツリフネを見ているとコンチュウがその場でホバーリングする昆虫のために蜜を吸いやすい形をしています。いずれの形も、花が昆虫などの動物達をパートナーとしていることを教えてくれます。
《上高地の動植物写真・上高地地図・上高地動植物案内》
《上高地田代池から見た霞沢山の写真》
地図上高地田代池湿原地図Kamikouchi Tashiro-Shitsugen Map
《上高地岳沢に流れる清流の写真》
《国宝松本城によるのも良いですね》
上高地周辺の散策は爽やかな高原の空気と清流を眺めながらできる、とても気持ちの良いものです。若い頃は槍ヶ岳や穂高岳のような高い山だけを目指し、大正池から上高地、徳沢、横尾あたりまでの道を、「だらだらとした道」くらいにしか考えていなかった時期もありました。今にして思えば恥ずかしい限りです。ゆっくりと歩くようになって、上高地の豊かな自然に目が行くようになりました。これからもゆっくりと、上高地の散策を続けたいと思います。よろしかったら上高地花図鑑も眺めていってください。
ウエストン碑花散歩へ戻る
信州交通アクセス地図へ戻る
上高地植物と花へ戻る
信州長野の花色へ戻る
湖沼花旅へ戻る
信州花図鑑へ戻る
高原の花図鑑へ戻る
高山植物図鑑へ戻る
四季の花図鑑へ戻る
横浜鎌倉の四季から写真アルバムが刊行(WEBですぐ読めます)横浜鎌倉の四季写真アルバム
私たちのページはリンクフリーです
Free Link to our Pages
引用なども自由にどうぞ
安心★北関東・信州花旅のページ★リンク
北アルプスの色 北信州花旅 北信志賀高原の色図鑑 草津白根火山と温泉 志賀高原の動植物 小布施花散歩 安曇野蝶と花の旅 白馬山麓のチョウと花 白馬塩の道を歩く 須坂花散歩 旧開智学校 安曇野大王わさび農場花散歩 志賀高原木戸池花散歩 白樺湖花散歩 穂高神社花散歩 乗鞍畳平花散歩 木戸池花散歩 富士見岳花登山 中町通花散歩 乗鞍畳平高山植物 八方池高山植物 八方尾根高山植物1 八方尾根高山植物2 八方尾根高山植物3 白馬ジャンプ場花散歩 白樺湖植物と花 麦草峠植物と花 車山高原植物と花 牛留池花散歩 乗鞍高原花散歩 縄手通花散歩 ウエストン碑花散歩 観音原花散歩 善光寺花散歩 松本城花散歩 長池植物と自然
安心★横浜鎌倉の四季★リンク
横浜花旅 鎌倉花旅 北海道花旅 伊豆箱根花旅 京都花旅 会津花旅 奈良花の街 植物園花散歩 金沢花散歩
安心★四季の花図鑑★リンク