南窯交通アクセス地図

壷屋南窯は300年以上の歴史を持つ琉球陶磁器発祥地・壷屋南窯に咲く四季の花もきれい

　沖縄県那覇市壷屋にある南窯（ふぇーぬかま）の歴史は古く、1682年（尚貞王の時代）に琉球王府が沖縄各地の焼き窯をこの付近に集め統合した際に、琉球王府が作り与えたものと言われています。南窯は琉球陶器の荒焼を専門とする登り窯で、1996年夏ごろまで荒焼きの窯として使われていたようです。南窯の敷地には、喫茶店を兼ねた陶磁器店もあります。沖縄県指定文化財の南窯を地図、交通アクセス、南窯見学情報で案内します。

　沖縄県那覇市壷屋にある南窯（ふぇーぬかま）の歴史は古く、1682年（尚貞王の時代）に琉球王府が沖縄各地の焼き窯をこの付近に集め統合した際に、琉球王府が作り与えたものと言われています。壷屋南窯登り窯跡横には、ガジュマルの木が茂っています。

ゆいレール牧志駅から南窯への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、縮小普通地図表示等操作できます）

　南窯の最寄り駅のゆいレール牧志駅から南窯へは徒歩約9分です。ゆいレール牧志駅から南窯への途中、沖縄の最大の繁華街国際通りを通ります。行き帰りに飲食や買い物にも最適です。

那覇空港から南窯への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、縮小、航空写真表示等操作できます）

　那覇空港から那覇市中心部にある壷屋南窯へは、バスと徒歩で約26分です。約10分おきに運行するゆいレールを、那覇空港から利用するのも分かりやすく便利です。南窯から国際通りは徒歩6分程で、行き帰りに買い物や散策、食事などで寄るのもお勧めです。

施設名	南窯（ふぇーぬかま）　Okinawa Fenukama Pottery kiln
住所	〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋１丁目9−29
見学時間	沖縄県指定文化財として常時開放
休業日	なし
見学料	無料
最寄駅	・牧志駅から徒歩約9分・安里駅から徒歩約11分
交通アクセス	・牧志公設市場から徒歩約6分・てんぷす前バス停から徒歩約6分・姫百合橋バス停から徒歩約8分・首里城からバス徒歩約18分・那覇空港からバス徒歩約26分
見所	・登り窯、沖縄県指定文化財、窯跡、陶磁器片、シーサー、四季の花
花植物	ガジュマル、ゲットウ、ハイビスカス、バナナ、熱帯植物

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　南窯（ふぇーぬかま）は琉球陶器の荒焼（あらやち）を専門とする登り窯で、1996年夏ごろまで荒焼の窯として使われていたようです。南窯は沖縄県指定文化財となっており、常時無料で見学できる施設です。南窯登り窯窯口は沖縄特有の赤土でできていて、レンガの様に焼けて固くなっています。南窯登り窯窯口には、陶磁器片も転がっています。

　南窯（ふぇーぬかま）は1996年夏ごろまで、荒焼（あらやち）の窯として使われていたようです。南窯の敷地には、喫茶店を兼ねた陶磁器店もあります。喫茶店を兼ねた陶磁器店を南窯（ふぇーぬかま）と思っている方も多いようですが、この店の裏手に沖縄県指定文化財「南窯」があり、自由に見学できるようになっています。

　壷屋やちむん通りにある南窯（ふぇーぬかま）は琉球陶器の荒焼（あらやち）を専門とする登り窯で、300年以上の歴史がある貴重な文化財です。壷屋やちむん通りにはこの他に、上焼（じょうやち）を専門とする東ヌ窯（あがりぬかま）もあります。

　壷屋やちむん通りにある南窯（ふぇーぬかま）の屋根は、赤色の美しい瓦屋根でできています。荒焼の赤色の沖縄瓦は、古くから焼かれているようです。沖縄瓦のこの美しい赤色は、沖縄の土特有の赤土の色と思われます。

　壷屋やちむん通りの焼き物は荒焼（あらやち）と上焼（じょうやち）に分かれます。荒焼（あらやち）は赤土の色合いを残した、素朴で力強い焼き物です。壷屋やちむん通りの入り口を飾る、荒焼（あらやち）のシーサーとガジュマルの木は良く似合います。

　壷屋やちむん通りを花散歩していると、大きな荒焼（あらやち）の甕（ウフガーミ）の前にツワブキの花が咲いていました。大きな荒焼（あらやち）の甕、ウフガーミは酒甕として利用されるものですが、見事なものです。ウフガーミの前に咲く、ツワブキの花は沖縄の冬を飾る花です。

　壷屋やちむん通の東ヌ窯（あがりぬかま）は国の重要文化財に指定されている新垣家住宅にある登り窯で、上焼(じょうやち)と呼ばれる陶磁器を1974年まで焼いていた窯です。東ヌ窯は全長約23メートルで幅4メートル。東ヌ窯は琉球王府の「御拝領窯」といわれ、壺屋統合（1682年）後に造られた共同窯で300年以上の歴史を持つものです。東ヌ窯は現在残念ながら手入れが悪いため、崩壊の危機にあると言われています。

　壷屋やちむん通りの焼き物は荒焼（あらやち）と上焼（じょうやち）に分かれます。上焼（じょうやち）は釉薬（ゆうやく）を施し、美しい色合いに仕上げた焼き物です。壷屋焼上焼（じょうやち）は17世紀以降朝鮮陶工等によって始められた、絵付け陶器の技法です。上焼（じょうやち）の製品は荒焼（あらやち）とは違い、色鮮やかで華やかです。

　沖縄那覇市壷屋にある、南窯交通アクセス地図は役に立ったでしょうか？南窯は沖縄県指定文化財で、貴重な登り窯の遺構です。壷屋南窯の登り窯で焼かれた荒焼は、江戸や世界各地に輸出されていたようです。よろしかったら南窯のある壷屋やちむん通も眺めていってください。