勝連城花散歩

勝連城跡は世界遺産の眺めの素晴らしい城跡・勝連城跡からの眺めと亜熱帯の植物や花も綺麗

　沖縄県うるま市にある勝連城跡は、世界遺産にも登録された名城です。勝連城跡は沖縄本島中部勝連半島の根元に位置する丘陵にあり、総面積は11897㎡あります。勝連城跡は曲輪（くるわ）と呼ばれる4層構造の城壁に囲われた山城で、最も高い城壁（一の曲輪）は標高約98mあります。勝連城跡を写真、地図、交通アクセス、勝連城跡見学資料、勝連城跡周辺に咲く花で案内します。

　勝連城跡は曲輪（くるわ）と呼ばれる4層構造の城壁に囲われた山城で、四方は石垣で切り立っています。勝連城の設計は素晴らしく、急峻でありながら曲線を用いた美しい城壁が特徴です。現在残る勝連城は、最後の城主となる按司の阿麻和利の居城として知られています。

　勝連城跡の最高地点は、標高約98mあります。勝連城跡の最高地点は一の曲輪（くるわ）と呼ばれ、四方が切り立った石垣で守られています。勝連城跡の最高地点からは、沖縄の海や中城（なかぐすく）も望めます。

施設名	勝連城（かつれんぐすく）　Okinawa Katsuren-gusuku Castle
住所	〒904-2311 沖縄県うるま市勝連南風原3908 TEL 098-978-7373
開門時間	09：00～18：00
休業日	特になし
見学料	大人600円、中学生以下400円、小学生無料
最寄バス停	・勝連城跡前バス停から徒歩約5分・西原バス停から徒歩約7分
勝連城交通アクセス	・那覇バスターミナル前から西原バス停へ約74分・那覇バスターミナルから勝連城跡前バス停へ約93分・那覇空港から勝連城跡へタクシー、レンタカーで約60分・北谷アメリカンビレッジから勝連城跡へ自動車で約35分・国際通から勝連城跡へ自動車で約55分
花植物	ハイビスカス、サンダンカ、ブーゲンビリア、カンナ、ガジュマル、クワズイモデンファレ、ツワブキ、ポインセチア、オンシジウム、カンヒザクラ、デュランタ
見所	城壁、一の曲輪、二の曲輪、三の曲輪、四の曲輪、眺め、うるまーる
周辺	中城、北谷、座喜味城、万座毛、万座ビーチ、東南植物楽園、国際通、首里城、他

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　勝連城跡は標高約60mの最下層の城壁である四の曲輪（くるわ）から、標高約98mの最上層の城壁である一の曲輪まで4層の城壁でできています。最下層の城壁である四の曲輪（くるわ）は最も面積が広い場所で、現在は草原になっています。勝連城跡四の曲輪から南側を見ると、中城湾の青い海が見えます。

　勝連城跡の曲輪（くるわ）と呼ばれる城壁で囲まれた部分には、建築物があったようです。それぞれの曲輪は琉球石灰岩と呼ばれる、サンゴの働きによって形成された石灰岩の石垣でできています。勝連城跡四の曲輪から見る三の曲輪の城壁は、ゆるく曲線を描き勝連半島の青い空にそびえたちます。

勝連城跡四の曲輪に咲くオオバナノセンダングサ花写真（撮影1月下旬）

　勝連城跡四の曲輪は、現在広々とした草原です。広々とした勝連城跡四の曲輪の草原を花散歩していると、白色のオオバナノセンダングサの花が沖縄の海を背景に咲いていました（撮影1月下旬）。

　勝連城跡三の曲輪は四方が切り立った城壁で囲まれています。四の曲輪から三の曲輪は琉球石灰岩でできた細い石畳道で結ばれ、三の曲輪の入口は狭いゲートになっています。かつてはここに城門がありました。この三の曲輪城門は4本の柱で支えられた四脚門で、薬医門と呼ばれていました。

　勝連城跡の二の曲輪と三の曲輪は高さ2m足らずで、傾斜階段で結ばれています。二の曲輪には建築物の礎石が並べられ、ここには立派な建築物（舎殿跡）が建っていたようです。勝連城跡二の曲輪から眺める三の曲輪にはすり鉢状遺構などが見られます。

勝連城跡二の曲輪ウシヌジガマ近くに咲くハイビスカス花写真（撮影1月下旬）

　勝連城跡の二の曲輪は勝連城で、重要な建築物が建っていたようです。二の曲輪内にはウミチムン（火の神）やウシヌジガマ（脱出路）などが残されています。勝連城跡二の曲輪ウシヌジガマ近くを花散歩していると、真っ赤なハイビスカスの花が咲いていました（撮影1月下旬）。

　勝連城の最高部は一の曲輪と呼ばれ、標高約98mの高さがあります。勝連城跡一の曲輪の入り口は狭い階段が折れ曲がり、一の曲輪城門と呼ばれる門があります。この勝連城跡一の曲輪城門は建築当時はアーチ型の門で光り輝いていたと考えられています。

　勝連城の最高部の一の曲輪からの眺めは、素晴らしいです。勝連城跡一の曲輪には玉ノミウヂ御嶽と呼ばれる御嶽が残されていますが、かつては一の曲輪内に宝物殿の様な建築物があったと考えられています。勝連城跡一の曲輪から眺める、金武湾の眺めも見事です。

勝連城跡右旋回の階段に咲くオオバナノセンダングサ花写真（撮影1月下旬）

勝連城跡右旋回の階段に咲く白色のオオバナノセンダングサの花も綺麗

勝連城跡防御田地近くに咲くツワブキ花写真（撮影1月下旬）

勝連城跡二の曲輪に稔るガジュマルの赤い実写真（撮影1月下旬）

勝連城跡からの出土品（うるまーるに展示）は世界中との交易品です

那覇空港から勝連城への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、写真表示等操作できます）

　勝連城の最寄りのインターチェンジは沖縄北インターです。沖縄北インターから勝連城へは約9㎞、自動車で約20分です。勝連城跡は、入場有料（大人600円）です。勝連城休息所には、トイレや観光案内所、勝連城資料、うるま市特産品の店うるまーるなども用意されています。

　勝連城花散歩を、楽しんでもらえたでしょうか？勝連城跡は世界遺産にも登録された、素晴らしい城跡です。勝連城跡を花散歩すると、四季の花と沖縄の素晴らしい自然、琉球文化など触れることができます。皆様も勝連城花散歩を、気軽にお楽しみください。よろしかったら勝連城跡と同じ世界遺産の中城グスクなどもご覧ください。