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鎌倉夏の

Summer flower of Kamakura

夏の鎌倉はハス、ノウゼンカズラ、サルスベリがきれい・夏の鎌倉花散歩は朝夕がお勧め

 今年も鎌倉湘南に夏がやってきました。しかし海岸から吹く風は都会とは違い、とても爽やかです。休みの日には涼風と花を求めて鎌倉散歩に出かけましょう。鎌倉への交通は横須賀線が便利ですが、最近湘南新宿ラインの列車も増えて、北関東、東京や横浜からの便もよくなっています。それでは鎌倉夏の花散歩に出かけましょう。鎌倉の爽やかな夏の花を写真と地図で紹介します。

《鎌倉夏の花写真・鎌倉夏の花観察地図・鎌倉夏の花案内》

鎌倉鶴岡八幡宮・ハスの花写真・7月下旬から

《鎌倉鶴岡八幡宮・ハスの花写真・7月下旬から》

地図鎌倉鶴岡八幡宮地図Kamakura Hachiman-gu Shrine Map

 鎌倉市内にはハスの花の見所が多いです。その一つに鎌倉鶴岡八幡宮の源氏池と平家池があります。夏の暑い日差しの中ハスの花は涼しげに咲きます。沼の中から美しく見事な花を咲かせる、ハスの花を見ると心が洗われます。

妙本寺のノウゼンカズラの写真・7月下旬

《妙本寺のノウゼンカズラの写真・7月下旬》

地図鎌倉妙本寺地図Kamakura Myouhon-ji Temple Map

ムクゲの花写真

《妙本寺ムクゲの花写真》

 鎌倉は真夏でも海風が吹くので都会より2〜3℃気温が低くなります。それでも真夏はさすがに暑いです。そんな真夏に私達の目を楽しませてくれるのが、ノウゼンカズラムクゲです。鎌倉駅に近い妙本寺に美しいノウゼンカズラとムクゲの花が咲いていました。ノウゼンカズラは熱帯生まれの鳥媒花です。鳥が蜜を吸いやすい形に花ができています。ムクゲはハイビスカスと同じ仲間です。めしべとおしべのつき方はハイビスカスとまったく同じですね。

御霊神社のアジサイ写真

《御霊神社のアジサイ写真》

地図鎌倉御霊神社地図Kamakura Goryo-jinjya Shrine Map

アジサイ花画像

《長谷寺のアジサイ写真》

地図鎌倉長谷寺地図Kamakura Hase-dera Temple Map

 鎌倉の初夏の頃はアジサイがきれいです。鎌倉の気候や地質はアジサイに合っているようで、他の地域のアジサイよりきれいに見えます。山に囲まれていて、土に適度な湿り気が多いせいでしょうか?アジサイの名前Hydrangeaは水がめを表す言葉なので、乾燥は苦手なようです。長谷にある 御霊神社長谷寺のアジサイは見事です。

《夏の花の特徴・夏の花の種類・夏の花情報》 

名称 現代 夏花 日本語 仲夏花 英語 Summer Flowers 中国語 夏花
5月、6月、7月、May 、June、July、五月、六月、七月
観察 鶴岡八幡宮、長谷寺、本覚寺、妙本寺、大巧寺、海蔵寺、由比ヶ浜、他
アジサイ、ガクアジサイ、ナツツバキ、ハナショウブ、ヤブカンゾウ、ヤマユリ、
サルスベリ、ヒマワリ、アサガオ、ヒメシャラ、ニチニチソウ、ホオズキ、他
特徴1 ・古くから国際交流が多いため、古い時代に帰化した植物が多い
・寺院には古くからの薬草や茶花が多い
・鎌倉時代に薬草(植物)を使った製薬事業、医療活動の跡が見られる(極楽寺他)
・谷戸と呼ばれる湿潤な谷間に咲く花が多い
特徴2 ・海岸沿いには海浜植物が多く見られる
・寺社で良く手入れされた植物が多い
・寺社では植物の価値が理解され、観光資源となっている
・鎌倉時代に栄西などが喫茶(チャノキ)の研究と普及をした跡がみられる
花色 白色:ナツツバキ、ヤマユリ、ヒメシャラ、スイレン、ハス、シロツメクサ、他
ピンク色:バラ、ポピー、サルスベリ、フヨウ、ムクゲ、ハマナス、ベゴニア、他
青色:メドーセージ、ヤグルマギク、アジサイ、ラベンダー、ブルーサルビア、他
赤色:バラ、ポピー、ザクロ、キョウチクトウ、アカツメクサ、カンナ、サルビア、他
紫色:ラベンダー、デュランタ、アゲラタム、トレニア、ギボウシ、ペチュニア、他
オレンジ色:カンナ、ヤブカンゾウ、ヒャクニチソウ、ランタナ、ノウゼンカズラ、他
黄色:ヒマワリ、キバナコスモス、マリーゴールド、ハイビスカス、オオハマボウ、他
気温 18℃〜30℃
特徴3 強い日差しを好む(シロツメクサ、カンナ、サルビア、ポピー、ラベンダー、他)
高温を好む(カンナ、ムクゲ、ハス、キョウチクトウ、スイレン、ヒマワリ、他)
多湿を好む(アジサイ、ガクアジサイ、ハナショウブ、スイレン、ハス、他)
乾燥を好む(ローズマリー、サルビア、ラベンダー、ハマカンゾウ、ザクロ、他)
利用 庭園、庭木、茶花、生け花、観賞用、漢方薬、食用、医薬品、エネルギー、他
芸術 誕生花(薔薇、百合)、愛と美、ジューンブライド、睡蓮、絵画、音楽、他

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《鎌倉夏の花写真・鎌倉夏の花観察地図・鎌倉夏の花案内》

七里ガ浜海岸に咲くカンナの写真

《七里ガ浜海岸に咲くカンナの写真》

地図七里ガ浜周辺地図Kamakura Shichirigahama Beach Map

 カンナの赤い花は情熱的な色です。夏の暑さによく似合います。鎌倉七里ガ浜海岸では、この日海からの風で少し霧が出ていました。カンナの赤い花は湘南の海を臨みながら咲いていました。カンナの花は暑く燃える太陽に負けない色と生命力をもっています。

ヤマユリ花画像 

《浄智寺ヤマユリ写真》

地図鎌倉浄智寺地図Kamakura Jyochi-ji Temple Map

ボタンクサギ花画像

《大巧寺ボタンクサギ写真》

 神奈川県の花はヤマユリです。日当たりの良い草原を好みます。浄智寺のヤマユリの花は元気そうですが、日光が少ないので茎が伸びてのっぽでした。鎌倉駅の近くにある大巧寺にボタンクサギの大輪の花が咲いていました。花は美しいですが、葉や茎には強い臭気があります。

《鎌倉夏の花写真・夏の花観察地図》

大朽寺のホオズキ写真

《大巧寺のホオズキ写真》

地図鎌倉大巧寺地図Kamakura Daigyo-ji Temple Map

 私が子供の頃、夏祭りにホオズキが売られていました。赤い袋(ガクの変化したもの)の中に赤く丸い実を見つけるのが楽しみでした。ホオズキの花はナスやピーマンに似た淡黄色のかわいい花をつけます。ホオズキは昔の楽しい思い出を呼び起こす植物です。

長谷寺ハナショウブ写真

《長谷寺ハナショウブ写真》

 梅雨の晴れ間、長谷寺の池にハナショウブが咲いていました。長谷寺の境内には同じアヤメ科のシャガも多く咲いています。池の中で涼しげに見えます。初夏の鎌倉花散歩にもお勧めの場所です。

コオニユリとクロセセリ蝶写真 

《コオニユリとクロセセリ蝶写真》

モントブレチアとモンキチョウ写真

《モントブレチアとモンキチョウ写真》

 妙長寺の境内のコオニユリにクロセセリ蝶がとまっていました。クロセセリはこのあたりにはいないと言われているのですが、不思議ですね。暑い日だったので遠くから風で飛ばされ休んでいたのでしょうか?近くのぼた餅寺として知られる、常英寺の境内のモントブレチアの赤い花にモンキ蝶が蜜を吸いにきていました。暑い夏には蝶などの昆虫も活発に活動します。

《鎌倉夏の花写真・夏の花観察地図》

初夏に咲く長谷寺のシャクナゲ写真

《初夏に咲く長谷寺のシャクナゲ写真》

 長谷寺・ザクロ写真

 《長谷寺・ザクロ写真》

 花の寺として知られる長谷寺は1年を通して花を楽しむことができます。初夏からにかけてたくさんの樹木にも花が咲きます。そのなかに真っ白なシャクナゲが清楚に咲いていました。純白な花嫁衣裳のようでした。白いオオデマリも見ごたえがあります。白は目立たないようで、何か強い説得力があります。ザクロは強い日差しの中で凛として咲いていました。白く淡いシャクナゲとは対照的です。

成就院のスイレン写真

《成就院のスイレン写真》

地図鎌倉成就院地図kmakakura Jyojyu-in Temple map

 極楽寺切通しの近くにある成就院はアジサイ、ガクアジサイで有名です。小さな境内の瓶にスイレンが涼しげに咲いていました。スイレンは水面に葉を浮かべています。そのために気体の出入りをする気孔は葉の表側についています。

初夏に咲く鎌倉文学館のバラ写真

《初夏に咲く鎌倉文学館のバラ写真》

地図鎌倉文学館地図Kamakura Literature Museum Map

 鎌倉文学館には鎌倉にゆかりの文人達の原稿などの資料が保存されています。加賀藩主前田公爵家の別荘として使われていた静かな庭にはバラがたくさん咲いています。初夏の頃には大輪のバラを楽しめます。 

《鎌倉夏の花写真・夏の花観察地図》

長谷寺のキョウカノコ写真 

《長谷寺のシモツケソウ写真》

長谷寺のアジサイ写真

《長谷寺のアジサイ写真》

 初夏の頃には長谷寺の境内には山の花シモツケソウが咲きます。また長谷寺では多くのアジサイを見ることができます。咲き始めのアジサイは淡黄色の部分が少し青く色づいて「これから咲くよ」と言っているようです。この頃のアジサイの色が私は好きです。アジサイ咲く鎌倉も良いですね。

ハス花画像

《本覚寺の瓶に咲くハス写真》

地図鎌倉本覚寺地図Kamakura Hongaku-ji Temple Map

 鎌倉にはハスの名所がたくさんあります。鶴岡八幡宮や光明寺の池にはたくさんのハスが咲き長い間楽しめます。本覚寺の境内の瓶にもハスの花が咲いていました。花のめしべにある「はちす」がよく見えました。ハスは花も美しいですが、花が咲いたあと丸いハスの実もおいしく食べることができます。根はもちろん蓮根として食べることができます。中国ではハスの葉で包んで蒸して作る料理もあるそうです。ハスは何度も楽しむことができるのですね。最近ではハスの花が恒温動物のように一定の温度を保つシステムが注目されています。

ホタルブクロ花画像 

《長谷寺ホタルブクロ写真》

カイウ花画像

《長谷寺カイウの写真》

長谷寺から見る湘南周辺地名入り写真

《長谷寺から見る湘南周辺地名入り写真》

 ホタルブクロは鎌倉では山の散歩道でよく見かけます。ホタルの飛ぶ頃咲きます。ホタルを捕まえてこの中に閉じ込めたらどうなるだろう?といつも思っていますがやったことはありません。たぶん「ぼんぼり」の様に光るんだろうね?池には白いカイウが咲いていました。カイウはミズバショウと同じサトイモ科で花は似ています。

ハンゲショウ花画像

《東慶寺ハンゲショウの写真》

地図鎌倉東慶寺地図Kamakura Tokei-ji temple Map

イワタバコ花画像

《イワタバコの花の写真》

 北鎌倉近くの東慶寺は縁切り寺として知られていますが、その境内は静かです。そこにハンゲショウが咲いていました。花は地味ですが葉の上部が白く目立ちます。葉が花弁の役割をしているのですね。ドクダミと同じ仲間なので、葉をもむと臭くにおいます。北鎌倉駅に近い東慶寺のイワタバコの群落も見事です。梅雨の頃セントポーリアに似た花をたくさんつけます。

キンシバイ花画像

キンシバイの写真》

トベラ花画像

《湘南の海岸に咲くトベラの写真》

七里ガ浜海岸に咲くハマヒルガオの写真

《七里ガ浜海岸に咲くハマヒルガオの写真》

地図鎌倉七里ガ浜地図Kamakura Shichirigahama Beach Map

湘南周辺地名入り写真

《湘南周辺地名入り写真》

 初夏の頃七里ガ浜に咲くハマヒルガオの群落は見事です。遠くに見える富士山をながめながら、ハマヒルガオの咲く砂浜で寝そべるとリッチな気分を味わえます。これからも暑い日は続きますが、鎌倉では8月にハギが咲き出します。鎌倉では秋はキキョウ、ヒガンバナ、・・・たくさんの花が咲きます。鎌倉秋の花も楽しみですね。

 鎌倉夏の花写真を楽しんでいただけたでしょうか?湘南の海に面した鎌倉の夏は、都心に比べてかなり涼しいです。湘南の海に海水浴に来た帰りに、鎌倉の夏の花を眺めてゆくのも良いですね。夏の鎌倉ではハス、ムクゲ、タチアオイ、ノウゼンカズラなどを楽しむことができます。また鎌倉からすぐの横浜で途中下車も楽しみです。

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