鎌倉長谷寺花散歩

鎌倉花の寺長谷寺は四季の花がきれい、鎌倉花散歩に最適です

　鎌倉花の寺長谷寺では爽やかな季節となり、たくさんの花が咲き出しました。これからの時期鎌倉散歩は、百花繚乱の季節を迎えます。湘南の海や富士山もきれいで散歩に最適です。それでは湘南の海を眺めながら、花散歩を楽しめる花の長谷寺散歩に出かけましょう。鎌倉花の寺長谷寺を写真と地図でご案内します。

　鎌倉花の寺長谷寺が一番賑わうのは、6月の梅雨時です。6月の梅雨時には鎌倉長谷寺では、様々な色のアジサイ、ガクアジサイの花が咲き誇ります。長谷寺では紫陽花が見頃の梅雨時には、世界中から観光客がやってくるので、入山規制が行われることもあります。

鎌倉長谷寺の仏様と青モミジ（イロハモミジ）の色も清々しく爽やかです

　鎌倉長谷寺（江ノ電長谷駅下車5分）は古い寺で創建は天平８年（736年）と言われています。本尊の観音様は木造で、日本最大級の大きさと言われています。私が初めて目にしたのは、小学校の遠足の時でした。当時は木造のお堂の中に溶け込んで、凛々しく立っていました。薄暗い中で金色に輝く大きな姿に心を打たれました。今は明るく立派なコンクリートの本堂の中に立っています。お堂の荘厳さは、少なくなりました。でも観音様のその素晴らしいお姿は変わりません。お堂も観音様とともに年を経ているのだな、と思います。

施設名	（こうそくじ）　Kamakura Kosoku-ji Temple
住所	〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3丁目11－2
開門時間	夏季（3月から9月）08：00～17：00　冬季（10月から2月）08：00～16：30
閉門日	特になし
拝観料	大人400円、小学生200円　（観音ミュージアム、あじさい観賞は別途）
最寄駅	・長谷駅から徒歩約6分・鎌倉駅から徒歩約25分
交通アクセス	・光則寺から徒歩約6分　・由比ガ浜海岸から徒歩約12分　・鎌倉大仏高徳院から徒歩約8分　・御霊神社から徒歩約8分　・成就院から徒歩約11分
電車アクセス	・鎌倉駅から江ノ電かバスで約10分　・横浜駅から電車で約42分　・渋谷駅から電車で約71分
見所	・長谷観音、アジサイ散策路、観音ミュージアム、弁天窟、四季の花
花植物	アジサイ、ガクアジサイ、イワタバコ、シャガ、ハギ、ヤブツバキ、ハナショウブウツギ、オオムラサキツツジ、アオキ、オオアラセイトウ、ビョウヤナギ、キンシバイウメ、エゴノキ、ナツツバキ、シャクナゲ、ボケ、ニホンスイセン、ロウバイ、ミツバツツジ
周辺見所	光則寺、御霊神社、極楽寺切通し、極楽寺、鶴岡八幡宮、寿福寺、段葛、七里ガ浜妙本寺、化粧坂切通、鎌倉市農協連即売所、牡丹餅寺、大巧寺おんめさま、由比ガ浜

サイト内の検索は下のカスタム検索を利用ください（例：鎌倉の花）

《鎌倉長谷寺の裏山を飾るアジサイの花と仏塔の写真5・6月》

鎌倉長谷寺の裏山を飾る様々な品種のアジサイの花と仏塔も素晴らしい

　鎌倉長谷寺の花は一年中咲いていて、失望することはありません。鎌倉長谷寺では特に春から初夏にかけてはたくさんの花が咲き誇ります。長谷寺総門の前に放生池があります。初夏の頃にはハナショウブやカイウ、アジサイなどが咲いてきれいです。

《鎌倉長谷寺アジサイの花を抱えた姿が美しいです・6月》

鎌倉長谷寺のミヤコワスレ（ミヤコヨメナ）の花も心を打つ

　鎌倉長谷寺では梅雨の頃もアジサイの花が素晴らしく咲いています。経蔵の裏の細い山道を登って行くと、裏山に広がる斜面にアジサイが色とりどりに咲いています。さらに登ると山が開け湘南の海が青く光って見えます。天気の良い日にはヨットの白い帆が点々と見えます。空を見るとトビがくるりと輪を描いています。

　鎌倉の梅雨時の花で忘れてはならないのがイワタバコです。鎌倉は凝灰岩質砂岩層といって、火山礫を含んだ砂岩の崖に海を除く３方が囲まれています。この地層の中で水を貯めやすい地層に沿ってイワタバコが育っています。初夏のこの時期に紫色の可憐な花をつけます。大きな群落は北鎌倉東慶寺（駆け込み寺）で見られます。

　鎌倉長谷寺では、5月の頃は百花繚乱すごいです。大輪のボタンの花はしゃれた唐傘に守られてこれ見よがしに咲いています。私は林の下に可憐に咲くシャガの花が好きです。薄暗い林の下の野仏の隣で、静かに咲いていました。シランの花も群落を作ってピンクの花を咲かせていました。

《鎌倉長谷寺ハギの花写真・夏から秋まで咲いています》

　鎌倉長谷寺ではハギハギの花は夏から咲き出します。長谷寺は湘南の海に面しているので、夏は都心よりも気温が2～5℃位低いことが多いです。鎌倉では秋の花も早く咲きだします。初秋はキキョウの花やシュウメイギクの花もきれいです。

　秋の鎌倉長谷寺は紅葉や秋の花、木の実などか美しいです。ウメモドキの実も赤くてきれいですね。長谷寺境内に四天王に踏みつけられた邪鬼がいました。ちょうど邪鬼の近くに桜（ソメイヨシノ）の紅葉が散っていました。邪鬼も桜の紅葉を楽しんでいるようでした。

　鎌倉長谷寺の紅葉の見ごろは11月下旬から12月です。紅葉の遅い年は年末まで紅葉を楽しむことができます。初夏（5月中旬）に仏様の前の青モミジがきれいでしたが、12月にはすっかり紅葉していました。こんな季節の移り変わりを楽しむのも長谷寺花散歩の楽しみです。

《鎌倉長谷寺の夜間紅葉ライトアップは大好評・１２月》

《鎌倉長谷寺銀色に輝く銀燦堂が夕闇に浮かびます・12月》　

　鎌倉長谷寺では紅葉を楽しむ夜間ライトアップがあることがあります。鎌倉長谷寺で紅葉の時期に行われる夜間ライトアップは、好評です。ライトアップで赤く浮かび上がるイロハモミジの紅葉がとてもきれいです。また経堂に銀箔が張られ「銀燦堂」と名付けられライトアップで銀色に輝く様子は見事です。

《鎌倉長谷寺観音堂では十一面観音を見ることができます》

　鎌倉長谷寺で紅葉の時期行われる夜間ライトアップは普段見ることのできない、長谷寺の魅力を引き出していました。庭園には堀江康子氏による和傘アート展の展示もあり、光と色の演出を楽しむことができました。境内にある展望台からは湘南の海と夕景が見えます。

　鎌倉長谷寺の春は早いです。湘南の海風を受けてスイセンの花やツバキの花、ウメの花などは1月から咲き出します。この頃の鎌倉は晴天率が高く、富士山も見えることが多いので花散歩に最適です。

長谷寺境内の桜（ソメイヨシノ）の花とお堂写真（4月上旬）

初夏に咲くシャクナゲの花と長谷寺境内の新緑も目に鮮やか

長谷寺裏山に咲くミツバツツジの花と仏塔写真（撮影4月）

花の寺、鎌倉長谷寺では一年中花が咲き誇っています。花見に疲れたら潮音亭で一休みできます。湘南の海を見ながら団子をいただくのも、良いものです。鎌倉長谷寺境内からは上の写真のように、湘南の海がきれいに見えます。

　長谷寺の最寄駅は江ノ電長谷駅です。江ノ電長谷駅から長谷寺へは徒歩約6分です。アジサイの見頃の時期には、江ノ電が混雑する場合があります。江ノ電が入場規制しているときには、鎌倉駅から徒歩25分ですが一つの方法です鎌倉駅‐長谷寺交通アクセス地図。

　鎌倉長谷周辺には、かわいいお土産もたくさんあります。お土産を買って帰るのも良いですね。長谷寺を出て極楽寺切通しを抜け、湘南の海に出る頃夕日が沈む頃でした。ゆっくり夕日を見ながらお茶を楽しんだり、食事をして行くのも良いですね。よろしかったら鎌倉初夏花散歩も眺めていってください。

　長谷寺花散歩を楽しんでもらえたでしょうか？長谷寺は天平時代から続く名刹です。長谷寺境内を花散歩すると、アジサイの花を始め四季の花々を眺めることができます。よろしかったら長谷寺から徒歩10分程の成就院なども眺めてください。また鎌倉帰りにお洒落な横浜に寄るのもお勧めです。