オレンジ色橙色写真図鑑

オレンジ色は明るく元気な色・心と身体を元気にするオレンジ色橙色をお楽しみください

　誰もが感じる心と体の疲れ・・・そんな時に元気にさせる色がオレンジ色や橙色です。自然界のオレンジ色橙色は、すごいパワーを持った色です。今日は皆さんの心と身体を元気にする、オレンジ色と橙色の写真をお届けします。オレンジ色橙色の写真と軽いお話、撮影場所の地図を眺めていってください。

《オレンジ色橙色の写真・オレンジ色橙色観察地図・オレンジ色橙色案内》

横浜山手のハロウィンランターン・ジャックランタン写真

　秋の横浜の楽しみの一つは横浜山手のハロウィンです。横浜山手には多くの西洋館が残されていて、その多くが市民に開放されています。秋に行われる横浜山手ハロウィンでは世界中のハロウィンの様子を知ることができます。ハロウィンランターン・ジャックランタンも可愛いですね。ジャックランタンはカボチャで作られています。オレンジ色の皮がきれいですね。このオレンジ色の皮の色はカロテノイド系の色素です。カロテノイド系の色素は抗酸化作用が強く身体にも、とても優しい色です。横浜山手エリスマン邸のハロウィンランターンは、見ているだけで元気になりますね。

　横浜市の郊外戸塚区を散歩していたら、カボチャの花に出逢いました。カボチャの花は美しい橙色（オレンジ色）の花です。植物は一般的に光合成をしています。光合成の際に発生する活性酸素は時に植物にとって害になります。カボチャの花の橙色もカロテノイド系の色素ですが、植物の身体を守る働きをしている様です。もちろん橙色は目立つので、コンチュウたちを引き寄せる働きもあります。

　横浜山手のクリスマスも楽しい行事の一つです。横浜山手の西洋館７館で開催される、横浜山手のクリスマスは各国大使館の協力などもあり、見事な飾り付けです。山手２３４番館ではコスタリカ共和国のクリスマスの飾りがされていました。熱帯の国らしく、明るく鮮やかな色彩に心が躍ります。赤色やオレンジ色、だいだい色など暖色系の色が多く使われています。熱帯の花や果物は、赤色やオレンジ色、だいだい色が多いそうです。これもカロテノイド系の色素の色です。熱帯の強い光や紫外線と色素の間に関係がありそうですね。

《オレンジ色の花の特徴・オレンジ色の花の種類・オレンジ色の花情報》

名称	日本語　オレンジ色花　英語　Orenge Flower　中国語　橙花　ラテン語　Flos aureus
特徴	食用になるものが多い、大型で華やかなものが多い、鳥媒花もある
色素	・フラボノイド系（橙色）：ベニバナ、キンギョソウ、オオハマボウ、ザクロ、等・カロチノイド系（橙色）：バラ、キク、マリーゴールド、キンセンカ、サガギク、タンポポ、等・ベタレイン系（黄橙）：マツバボタン、サボテン、オシロイバナ、ケイトウ、ブーゲンビリア、等
春花	レンギョウ、ヤマブキ、タンポポ、ニガナ、ラッパスイセン、ミモザ、他
夏花	キンレンカ、バラ、ハイビスカス、ブーゲンビリア、キンギョソウ、キンシバイ、ヒマワリ、他
秋花	キク、キンセンカ、ケイトウ、オシロイバナ、ヒャクニチソウ、ダリア、キクイモ、他
冬花	イソギク、フクジュソウ、パンジー、ユリオプスデージー、ツワブキ、スイセン、他
熱帯	ハイビスカス、ブーゲンビリア、オオハマボウ、パパイヤ、ヴェデリア、オンシジュウム、他
温帯	チューリップ、バラ、キク、キンギョソウ、キンシバイ、ヒマワリ、タンポポ、等
利用	観賞用、染色、鉢植え、食用、生薬、観賞、香水、他
芸術	絵画（ハイビスカス、バラ、キク、他）、句歌（バラ、ヒナゲシ、他）、文学（ヒマワリ、バラ）

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《オレンジ色橙色の写真・オレンジ色橙色観察地図・オレンジ色橙色案内》

　横浜スタジアムのある横浜公園は横浜市の中心部にある公園です。４月中旬１６万本のチューリップが咲き誇ります。この時期横浜公園チューリップまつりが開催されます。オレンジ色やだいだい色のチューリップもきれいですね。これらのチューリップの品種の多くは、１７世紀オランダで作られたものです。

横浜公園横浜スタジアム１６万本のチューリップの花写真

　チューリップの原種はトルコからもたらされましたが、オランダで様々な品種改良がなされ、17世紀に高値で取引されました。当時オランダでは、珍しい品種はチューリップの球根１個と家一軒が取引されチューリップバブルがありました。その後バブル（英語では球根のことをtulip bulbと言いますが、経済で使うtulip bubbleとで会話で使うと、ちょっと洒落た・下品かも？のJokeになります）は崩壊しています。このようなバブルが崩壊するのは、当たり前ですよね・・・その後知ってて、経済界は毎回同じことを今日もどこかで繰り返しているようですね。チューリップの色は品種改良された色彩なので、コメントは難しいですが美しいですね。

《オレンジ色橙色の写真・オレンジ色橙色観察地図・オレンジ色橙色案内》

真夏の強い日差しに負けないオレンジ色のザクロの花写真

　初夏の強い日差しの中を散歩していたら、ザクロの朱に近いオレンジ色の花に出逢いました。夏の強い日差しに負けない情熱的な花です。ザクロの原産は中東付近と考えられます。ギリシャ神話ではペルセポネーが冥界で食べた食べ物とされますが、ザクロの伝承と当時のギリシャ時代の東西の文化交流と関係があるのかもしれません。ザクロのオレンジ色の花も実も、強い夏の日差しに負けない色ですね。

横浜市イギリス館エドウィン・アール・モレナール氏によるオレンジ色の生け花写真

　横浜山手の洋館７館で初夏に花と器のハーモニー展が開催されます。作品の展示は、内外のアーティストによる見事なものですが、オレンジ色や橙色を使った作品も多く見られました。横浜市イギリス館のエドウィン・アール・モレナール氏による生け花はオレンジ色の珍しい蘭の花を使っていました。テーブルウエアにはオレンジ色のマリーゴールドがあしらわれていました。ブラフ１８番館のアフタヌーンティーテーブルではオレンジ色の皿が強いアクセントになっていますね。オレンジ色や橙色は、強いメッセージを送ることができるようです。これは覚えておくと良いかもしれません。

《オレンジ色橙色の写真・オレンジ色橙色観察地図・オレンジ色橙色案内》

　北海道富良野に富良野ジャムという、ジャム屋さんがありました。そこでハマナスのジャムを頂きました。とても爽やかでおいしいジャムです。浜茄子の実もきれいなオレンジ色です。ハマナスはバラ科です。実るとローズヒップのようになります。イギリスではRose hipと呼んでこれをジャムにしたり、化粧品としても使います。ハマナスはビタミンＣやカロテンを多く含み優れた栄養食品です。ハマナスの花もきれいです。

　夏の信州の高原を彩る花の一つがニッコウキスゲです。ニッコウキスゲは初夏の強い日差しに負けない力強い花です。信州の草原をオレンジに染めます。ニッコウキスゲやヤブカンゾウの花芽は中華料理に利用されることもあります。台北の迪化街でも金針として売られていました。

　奈良春日大社の鮮やか朱色・オレンジ色とフジの花写真

　初夏の奈良は鮮やかな色に満ちています。「あをによし　ならのみやこはさくはなの　にほうがごとし　いまさかりなり」の詩のように鮮やかな色彩に満ちます。近年奈良は多くの観光客で賑わっています。「あお」とは現在の緑色、「に」は春日大社のような朱色・オレンジ系の色です。当時は朱色と緑の補色を楽しんだようですね。平城宮跡東院庭園で発掘された青（緑色）の蓮華文軒丸瓦写真や瓦写真は平城宮東院庭園からご覧下さい。

　横浜中華街は世界最大級のチャイナタウンです。様々な中華料理店をはじめ、みやげ物店、中華雑貨店などがノキを連ねています。横浜中華街の中心を成すのが横浜中華街関帝廟です。中国式の寺院ですが、鮮やかな春節灯篭が目に鮮やかです。オレンジ色は、食欲を増進させる色ですね。

横浜市開港記念会館のオレンジ色に輝くジャックの塔写真

　横浜市開港記念会館は古くから横浜市民からジャックの塔と言われ親しまれています。現在は横浜市中区の集会所として使われていますが、重要文化財にも指定された堂々とした建築物です。モダンな建物は目を引きますね。レンガ造りの横浜市開港記念会館は横浜の夜空にオレンジ色に浮かび上がります。

《オレンジ色橙色の写真・オレンジ色橙色観察地図・オレンジ色橙色案内》

　夕方横浜元町ファッションストリートを散歩してみました。ちょうど１２月でクリスマスの飾りがきれいです。クリスマスツリーと、夕方の青い空の対比がきれいです。クリスマスツリーの星も、ゴッホの描く星のようにオレンジ色に輝いて見えます。

　迫る夕闇の濃い青色とオレンジ色の光が交わりあう瞬間の光の美しい輝きはたまりません。一日が終わる、この時間を大切にしたいです。なかなか現代人は忙しくて、この瞬間の色を楽しむ時間はないかもしれません。時には立ち止まって眺めていたい色ですね。

　皆さんはオレンジ色・茜色・橙色・紫色に輝く海を見たことがあるでしょうか？この時間も一瞬の時間ですが、至福の一時です。時間とともに海や空の色は移り行きます。翌日また見たいと思って同じ場所に行きますが、決して同じものは見えません。あとになって、「あの時しかなかったんだ・・・」と思いますが後の祭りです。それがいいのかもしれませんね。皆さんも移り行く色を楽しんでください・・・オレンジ色橙色の図鑑を楽しんでもらえたでしょうか？よろしかったらもオレンジ色の実も眺めていってください。