故宮博物院文華殿陶磁器館

北京故宮博物院文華殿陶磁館は中国古代からの陶磁器が展示された博物館です

　中華人民共和国北京市にある故宮博物院は明朝、清朝皇帝の皇宮であった紫禁城を博物館としたものです。故宮博物院・紫禁城の面積は780000㎡もあります。故宮博物院・紫禁城を一時で見学することは至難です。今日は故宮博物院・紫禁城東南部にある文華殿陶磁器館を写真と交通アクセス地図、文華殿陶磁器館見学情報で案内いたします。故宮博物院文華殿陶磁器館には中国6000年の素晴らしい陶磁器の展示品が展示されています。故宮博物院文華殿陶磁器館は訪れる人も比較的少なく、ゆっくり素晴らしい展示品を見学できるのがうれしいです。　

《故宮博物院文華殿陶磁器館写真・故宮博物院文華殿陶磁器館地図・故宮博物院文華殿陶磁器館案内》

　故宮博物院文華殿陶磁器館は故宮博物院・紫禁城の午門から入城してすぐ東側の回廊部分から入ります。文華殿は皇帝が公式行事である大典（大礼）などを行う場所にふさわしい、重厚な建築物です。文華殿の内部は故宮博物院の陶磁器館となっています。故宮博物院文華殿陶磁器館の入館は、故宮博物院の入場券でそのまま入館できます。文華殿陶磁器館の建築は1420年で、屋根の緑色の瑠璃瓦が見事です。

　故宮博物院文華殿陶磁器館には素晴らしい唐三彩の名品が展示されています。中国の唐代（618年～907年）の唐三彩は実用的なものではなく、埋葬品として発達しました。上にある唐三彩の官女の作品は、唐時代の美人女性をモデルとした、素晴らしい作品です。上にある唐三彩の官女の作品は、日本の天平時代の美人図を思わせる風貌です。教科書で見る作品が面前で見られる古都に感動します。

《故宮博物院文華殿陶磁器館見学案内・交通アクセス地図》

施設名	故宮博物院文華殿陶磁器館（こきゅうはくぶついん　ぶんかでん　とうじきかん） Beijin Flower Palace Museum Porcelane Exhibition Hall
住所	中華人民共和国北京市東城区故宮博物院
入場料	文華殿陶磁器館は故宮博物院の入場券で入場可故宮博物院の入場券（夏季大人60元、冬季大人40元・子供120㎝以下は無料）
見学時間	夏季4月1日～10月31日：8:30～17:00（最終入場時間16:10）冬季11月1日～3月31日：8:30～16:30（最終入場時間15:40）
休館日	特になし
最寄駅	・天安門東駅から徒歩約10分・天安門西駅から徒歩約10分
交通アクセス	・天安門から徒歩約7分・王府井から徒歩約25分・天壇公園からタクシーで約20分・北京空港からタクシーで約55分
見所	中国6000年の陶磁器の名品429品、新石器時代、殷（商）代などの古い陶器、唐三彩、近代の明朝、清朝の陶磁器、彫塑、陶壺、
周辺	景山公園、北海公園、王府井、前門、天壇公園、瑠璃廠、他

《故宮博物院文華殿陶磁器館写真・故宮博物院文華殿陶磁器館地図・故宮博物院文華殿陶磁器館案内》

　故宮博物院文華殿陶磁器館は故宮博物院・紫禁城の巨大な門である、午門から入城すると右側（東側）に見えてきます。文華殿は赤い回廊に囲まれています。故宮博物院・紫禁城は面積780000㎡もある広大な皇宮です。文華殿は皇宮の外朝部分にあり、皇帝が公式行事である大典（大礼）を行う場です。

　文華殿の入り口にはヒメリンゴの実が実っていました。故宮博物院文華殿陶磁器館には第一展示室と第二展示室があります。第一展示室には古代から近代までの陶磁器作品が説明を添えて展示されています。展示室が皇宮にあるので、素晴らしい環境で展示品を見ることができます。

《故宮博物院文華殿陶磁器館写真・故宮博物院文華殿陶磁器館地図・故宮博物院文華殿陶磁器館案内》

新石器時代（BC2400年～BC2000年）の素晴らしい形状の紅陶器（Ｇｕｉ）写真

　中国の王朝は殷（商）代BC1600年頃～BC1100年）から始まります。殷（商）代以前の新石器時代にも素晴らしい形状の紅陶器（Ｇｕｉ）などがあったことを故宮博物院文華殿陶磁器館で知ることができます。青銅器でもこの紅陶器（Ｇｕｉ）に似た形状のものを見たことがあります。素朴な紅陶器（Ｇｕｉ）も美しいですね。

　故宮博物院文華殿陶磁器館には素晴らしい唐三彩の名品が展示されています。中国の唐代（618年～907年）の唐三彩は実用的なものではなく、埋葬品として発達しました。上にある唐三彩の馬の作品は、唐時代の生き生きとした作風の見事な作品です。

　故宮博物院文華殿陶磁器館には429品が展示されているそうですが、やはり唐三彩が目を引きます。ペルシャ商人でしょうか？ラクダに乗った異国風の唐三彩が印象に残りました。唐代西安の都には世界中の商人や職人、芸人達が集まったそうです。ペルシャ風ラクダ唐三彩を見ると、唐代中国では東西交流が盛んに行われていたようですね。

　故宮博物院文華殿陶磁器館には清朝（1644年～1912年）時代にヨーロッパに輸出用として作成された、華やかな磁器作品もありました。日本の伊万里（唐津）にも同様の作品がありますが、壷の胴体部分の絵柄が中国風です。故宮博物院文華殿陶磁器館の展示品を、古伊万里と模様を比較するとおもしろいです。

《故宮博物院文華殿陶磁器館写真・故宮博物院文華殿陶磁器館地図・故宮博物院文華殿陶磁器館案内》

　故宮博物院文華殿陶磁器館には中国を代表する素晴らしい陶磁器作品が展示されていました。近代の作品もありました。桃の絵画を思わせる図柄の作品が目を引きました。文華殿陶磁器館の作品はどれも素晴らしいものばかりでした。

天安門站（駅）から故宮博物院南門までは徒歩約11分、文華殿陶磁器館へは約17分です

天安門東站（駅）から故宮博物院文華殿までの交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、航空写真表示等操作できます）

　天安門東站（駅）から故宮博物院南門（午門）までは徒歩11分です。故宮博物院南門（午門）で故宮博物院への入館手続き（夏季大人60元、冬季大人40元・子供120㎝以下は無料）をして、南門（午門）の東側にある文華殿陶磁器館に向かいます。協和門と文華門を通り、文華殿陶磁器館に入館します。文華殿陶磁器館の入館は無料です。

北京国際空港から故宮博物院への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、普通地図表示等操作できます）

＊故宮博物院見学情報・故宮博物院・紫禁城の南門（午門内側）東側に手荷物の無料ピックアップサービスがあります。故宮博物院・紫禁城の午門東側で手荷物を預けると、故宮博物院北門（神武門）に届けてくれます。料金は無料です。

　故宮博物院文華殿陶磁器館のレポート、満足していただけたでしょうか？中国の文化は古く、オリジナリティーに富んだものが多いです。故宮博物院の展示品を見ると、私たちに参考になるものを多く見ることができます。故宮博物院文華殿陶磁器は、何度でも足を運びたい博物館の一つです。よろしかったら故宮博物院神武門（北門）に近い景山公園花散歩、故宮博物院鐘粹宮玉器館北京夏の宮殿頤和園文昌院花散歩を眺めていってください。

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