首里円覚寺交通アクセス地図

首里円覚寺は琉球王国の臨済宗寺院・首里円覚寺に咲く四季の花も綺麗

　沖縄県那覇市首里城前にある円覚寺は、琉球王朝時代に建てられた臨済宗の寺院です。首里円覚寺の創建は古く、琉球王朝の黄金時代を築いた尚真王が1494年に建立しました。首里円覚寺は、鎌倉円覚寺を模して造られたと言われています。首里円覚寺の仏殿は琉球建築の粋を極めたもので国宝に指定されていましたが、沖縄戦で放生橋残し焼失してしまいました。首里円覚寺は現在総門と放生池のみが再建され、沖縄県指定有形文化財に指定されています。首里円覚寺を地図、交通アクセス、首里円覚寺見学資料、首里円覚寺周辺に咲く花で案内します。

サイト内の検索は下のカスタム検索を利用ください（例：沖縄　花）

　沖縄県那覇市首里城前にある円覚寺は、琉球王朝時代に建てられた臨済宗の寺院です。創建は古く1492年から3年の歳月をかけ建築されたと言われています。首里城のすぐ北側にある首里円覚寺跡を訪れると、朱色の沖縄瓦が美しい円覚寺の総門が見えました。

首里駅から首里円覚寺への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、写真表示等操作できます）

　首里円覚寺の最寄り駅は、ゆいレール首里駅です。ゆいレール首里駅から首里円覚寺へは、徒歩約11分程です。県道沿いに行くと分かりやすいですが、上の毛公園から首里城公園に沿って進むのもお勧めです。時間は変りません。

施設名	円覚寺跡（えんかくじ　あと）　Okinawa Shuri Enkakuji Temple
住所	〒903-0812 沖縄県那覇市首里当蔵町2丁目　他
時間	外部から常時見学可能
休業日	特になし
見学料	無料
最寄駅	・首里駅から徒歩約11分（首里駅-円覚寺交通アクセス地図）
交通アクセス	・当座バス停から徒歩約3分（当蔵バス停-円覚寺交通アクセス地図）・首里城前バス停から徒歩約6分（首里城前バス停-円覚寺交通アクセス地図）・守礼門から徒歩約3分（守礼門-円覚寺交通アクセス地図）・国際通から約20分（国際通-円覚寺交通アクセス地図）・牧志駅から約14分（牧志駅-円覚寺交通アクセス地図）・那覇空港から約41分（那覇空港-円覚寺交通アクセス地図）
見所	放生橋、総門、放生池、円覚寺跡
周辺花植物	ハイビスカス、サンダンカ、ブーゲンビリア、カンナ、ガジュマル、クワズイモデンファレ、ツワブキ、ポインセチア、オンシジウム、カンヒザクラ、デュランタ

那覇空港から首里円覚寺へはモノレールと徒歩で約40分程です

那覇空港から首里円覚寺への交通アクセス地図は下です（地図は移動、拡大、写真表示等操作できます）

那覇空港から首里円覚寺へはモノレールと徒歩で約40分程です

　首里円覚寺の創建は古く、琉球王朝の黄金時代を築いた尚真王が1494年に建立しました。首里円覚寺は、鎌倉円覚寺を模して造られたと言われています。首里円覚寺の仏殿は琉球建築の粋を極めたもので国宝に指定されていましたが、沖縄戦で放生橋を残し焼失してしまいました。首里円覚寺の遺構を見ると琉球王朝が東アジアの交易の中心地であり、中国大陸や鎌倉、室町幕府の架け橋をしていたことを知らされます。

　首里円覚寺の仏殿は琉球建築の粋を極めたもので国宝に指定されていましたが、沖縄戦で放生橋残し焼失してしまいました。唯一戦火を逃れた放生橋は、重要文化財に指定されています。弘治戊午歳（弘治11年：中国明朝の暦・1498年）の銘がある、中国風の放生橋の石橋勾欄羽目の彫刻は見事です。

　首里円覚寺の開山は京都南禅寺の僧の芥隠承琥（かいいんしょうこ）で、琉球王朝の尚泰久、王尚真王に仕えました。芥隠承琥は僧として仕えただけでなく、日本、中国、琉球の貿易や外交に多大な活躍をしました。

　首里円覚寺は沖縄戦で焼失してしまいましたが、寺域は3560㎡あり禅宗七堂伽藍の形式でした。禅宗七堂伽藍の建築物は失われてしまいましたが、首里城方向から見る首里円覚寺の総門や放生池や放生橋は見事です。

　首里城の北にある円覚寺は、首里城の久慶門からすぐ下に見えます。円覚寺は、琉球王朝の尚王の菩提寺でした。首里城の久慶門から坂を下って行くと、首里円覚寺境内にリュウキュウコスミレの花が咲いていました（撮影12月下旬）。

　首里円覚寺は、現在まだ発掘復元中です。首里円覚寺の内部は立ち入りができませんが、外側から円覚寺の遺跡を眺めることができます。首里円覚寺境内の草むらを花散歩していると、リュウキュウコスミレの花が首里城城壁を背景に咲いていました（撮影1月下旬）。

　首里円覚寺は、首里城公園内にあります。首里城は残念ながら先日焼失してしまいましたが、首里城公園内は散策可能です。1月下旬に首里円覚寺を花散歩していると、首里城久慶門を背景に黄色のツワブキの花が咲いていました（撮影1月下旬）。

首里円覚寺の石垣（首里城と同じ形式です）と総門は見事です

古い首里城絵図を見ると首里城と円覚寺の関係がよくわかります

首里円覚寺近くに咲く白色のツバキの花は鎌倉円覚寺に咲く白色のツバキの花に似ていました

首里円覚寺近くの沖縄芸術大学に咲くオレンジ色のハイビスカス花

　首里円覚寺交通アクセス地図は役に立ったでしょうか？首里円覚寺は鎌倉円覚寺を模して造られたと言われていますが、琉球王朝建築の粋を凝らして建てられた仏教寺院です。首里円覚寺探訪で、国際交流が盛んであった頃の琉球王朝を感じられたら幸いです。よろしかったら首里円覚寺に近い首里城公園花散歩（火災後も見学可能）などもご覧ください。