志賀高原大沼池の自然と植物写真地図

志賀高原には豊かな自然が広がります・志賀高原大沼池は神秘的な青色の湖です

　信州（長野県）にある志賀高原は四季を通して、豊かな自然が素晴らしく世界的にも有名な保養地です。志賀高原では夏から秋には高山植物とたくさんの湖沼の散策を楽しむことができます。今日は神秘的な青い湖面が美しい、志賀高原大沼池の自然と植物を写真と地図で紹介しましょう。志賀高原大沼池は標高1694m、水深26m、周囲5㎞の青い湖水が印象的な湖です。

《志賀高原大沼池写真・志賀高原大沼池地図・志賀高原大沼池案内》

　エメラルドグリーンの湖水が輝く志賀高原大沼池は長野県志賀高原の山奥、志賀山（2035m）の山麓にあります。標高1694m、水深26m、周囲5㎞の大蛇が住むという伝説がある神秘的な池です。青く神秘的な湖面が素晴らしい志賀高原大沼池は見る者を魅了します。

　志賀高原大沼池は志賀山の溶岩流でせき止められてできた、せきとめ湖です。志賀高原大沼池は、見る角度と光の様子で湖水は様々に変化して見えます。志賀高原大沼池の湖面を眺めていると、その深い青に驚かされる瞬間もあります。

《志賀高原大沼池散策情報・志賀高原大沼池交通アクセス》　　　　　　　　

施設名	志賀高原大沼池（おおぬまいけ）
住所	〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏
通行	・徒歩のみ（登山道を歩きます）
一般登山	・大沼池通行可能日：初心者は6月～10月頃まで（それ以外は登山経験、装備が必要）
入山料	・無料
最寄バス停	・大沼池入口下車徒歩約60分・前山サマーリフト（前山サマーリフト地図）から徒歩約120分（健脚向き）
交通アクセス	・蓮池ひろばから約55分・一ノ瀬から約61分・湯田中駅から約1時間27分・長野駅から約2時間17分
花植物	クルマユリ、クガイソウ、ワレモコウ、ウツボグサ、エゾシオガマ、ミヤマトウキ、マツムシソウミヤマアキノキリンソウ、ノコンギク、タムラソウ、オヤマリンドウ、シナノオトギリ、ハクサンシャジンオオバギボウシ、ギボウシ、ヤマブキショウマ、ニッコウキスゲ、ヤマハハコ、ヤナギラン、
見所	・青い湖水、志賀山の眺め、高山植物、樹林、蘚苔類、
アプローチ	・湯田中駅から蓮池方面行のバスに乗車し、蓮池から奥志賀高原方面のバスに乗り換え（湯田中駅-大沼池入口バス時刻表）
気象	初心者が入山可能な時期は、初夏から初秋までの温暖な時期です。夏でも登山に適した靴や服装が必要山麓の山ノ内町天気より10℃近く低くなることもあります。落雷、降雨に注意、（参照志賀高原天気）

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《志賀高原大沼池写真・志賀高原大沼池地図・志賀高原大沼池案内》

《青く神秘的な志賀高原大沼池湖面に映えるゴマナの花写真》　

《志賀高原大沼池の湖畔に咲くヒオウギアヤメの花と志賀山写真》

　エメラルドグリーンの大沼池湖畔には山の花や高山植物が観察できます。青く神秘的な志賀高原大沼池湖面に映えるゴマナの花や大沼池の湖畔に咲くアヤメの花と志賀山は印象的です。

《志賀高原大沼池写真・志賀高原大沼池地図・志賀高原大沼池案内》

　緑の木々の間から見える青く澄んだ志賀高原大沼池の湖水は、時に宝石のような神秘的な輝きを見せます。池のほとりに近づくと透明度が高い湖水であることが分かります。酸性が強くｐＨ（水素イオン濃度指数）は4.4で魚はすまないそうです。大沼池湖畔にはゴマナの花やヒオウギアヤメの花が咲いていますが、大沼池湖畔に咲く花は、美しい湖面に映えます。

《大沼池湖畔の爽やかな風にゆれるヤナギランの花と志賀山写真》

　志賀高原大沼池の湖水は多少酸性が強いですが、湖畔には高山植物や原生林が茂ります。池のほとりにはヤナギランの花やトリカブトの花などが湖畔に吹く爽やかな風にゆれていました。ヤナギランの花が風に揺れる様子は、風情があります。大沼池湖畔で高山植物を眺めながら、一休みするのもお勧めです。

　志賀高原大沼池に向かう快適なコメツガ、オオシラビソなどの樹林帯の登山道を歩いていると、足元にゴゼンタチバナの白く可憐な花が咲いていました。近くを見渡すとゴゼンタチバナの赤くきれいな実もありました。なんだか得をした気がします。足元を見ながらゆっくり歩くのも良いですね。

《志賀高原大沼池写真・志賀高原大沼池地図・志賀高原大沼池案内》

　志賀高原大沼池湖畔の樹林帯をゆっくり歩くと、爽やかな気分になります。木々の発散する成分があるのかもしれません。足元を見るとスギゴケやサルオガセが観察できます。蘚苔類や地衣類にも独特の香りがあります。サルオガセなどは植物を枯らす「悪者」とされた時代もありましたが、森林の生態系には欠かせない存在です。これらの植物は豊かな自然を示しています。

《志賀高原ヨツバヒヨドリの花にとまるアサギマダラ蝶の写真》

《アサギマダラ蝶は亜熱帯の島から飛んでくるものもあります》

　大沼池に向かう登山道の砂礫が多い道の脇にはミネウスユキソウの花が咲いていました。エーデルワイスの仲間で花に近い葉の表面には白い綿毛が太陽の光を反射して輝いて見えます。明るい草原に咲くヨツバヒヨドリの花にアサギマダラが休んでいました。昨年白馬八方尾根でも観察しましたが、そのときの固体より少し小さめで、この蝶の由来でもある浅黄色の発色は少し薄くみえます。アサギマダラ蝶は長い距離を移動することが知られている蝶で、なかには鹿児島県、沖縄県や台湾から移動するものもあるそうです。このアサギマダラ蝶はどこから飛んできたのでしょうか？最近では翅にマーキングをして追跡しているグループもあります。

《志賀高原大沼池写真・志賀高原大沼池地図・志賀高原大沼池案内》

　志賀高原大沼池や付近の登山道はいろいろな姿を見せてくれます。沢沿いに咲くヤマアジサイの花はとても涼しげに見えます。明るい日差しを反射して白く輝くヤマハハコの花は盛夏を感じさせます。湖畔にゆれるアキノキリンソウの花や草原にゆれるソバナ、ハンゴンソウの花はもう秋を感じさせます。志賀高原の山々は9月に入ると紅葉に染まりだします。紅葉の時期の志賀高原の散策も楽しみですね。冬にはもちろんウインタースポーツが楽しみです。

　志賀高原大沼池は標高１６９４ｍ、水深２６ｍ、周囲５Ｋｍの青い湖水が印象的な湖です。大沼池へのアプローチは、徒歩のみです。最短コースは湯田中駅から蓮池方面行のバスに乗車し、蓮池から奥志賀高原方面のバスに乗り換え、大沼池入口下車徒歩約60分です（湯田中駅-大沼池入口バス時刻表）。

　志賀高原大沼池の自然と植物を楽しんでもらえたでしょうか？志賀高原は温泉も豊富です。志賀高原には名湯がたくさんあります。志賀高原池めぐりコースの入り口に近い、平床噴泉公園に寄ると温泉の噴煙が空高く吹き上がっています。志賀高原大沼池の散策の途中によってみたい場所です。立ち寄り湯も志賀高原には多いので湯めぐりの旅も楽しみです。志賀高原大沼池入り口の清水には名水が湧いています。志賀高原の散策はゆっくり楽しみたいですね。よろしかったら、志賀高原の動植物、北信志賀高原の色もご覧下さい。

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